2016年度 埼玉県高等学校演劇連盟西部B地区発表会 ( その4 )

■所沢商業高校
さて、土曜の4本目は、所沢商業高校の
「鎖をひきちぎれ」加藤 のりや 作
沢商業高校の舞台を見るのは初めてです。
これは、いずれも死んでしまった犬とインコとカメレオンが、それぞれのお墓から離れられないのだが、お墓を壊して自由を手に入れたものの、飼い主の自分たちへの思いを知るに及んで、戻ってきてお墓を修復するというお話です。
まあ、お話としては、そんなでもないんですが、キャストが良かったですね。
ピーコ役の子が目を引いたし、ポチ役の子も良かった。
途中、やけに間が長いなと思ったら、フリーズして台詞が出てこない場面があったのですが、ご本人は辛かったでしょう。でも、その後立て直して何事もなかったように続いたので良かったです。
部員はたった3人の様で中々大変でしょうけど、ぜひ次も観させていただきたいと思います。
頑張ってください。
■講評
そして、今回、初めて「講評」なるものを観させていただきました。
二人の審査員の方が、各校についてそれぞれご意見を述べられます。
生徒さんたちは、自分たちの番になったら全員起立して「○○高校ですっ。よろしくお願いしますっ!」って。エライですねえ。
良い点はともかく、悪い点については、決して漠然とした事は仰らない。必ず具体的に示していきます。
そして、レベルにかかわらず、それぞれの舞台の中での改善点を指摘されるので、なるほどと思いました。
ですので、割と細かいところの指摘が多いんですが、半分以上の指摘は、「なるほど確かに」か、「そうそう、そうだよね。」と思えるものでした。
中には、「えー、そうか?」とか、「それは個人の好みでしょ?」観たいなのもありましたけれども。
おそらく、お二人とも、元教員の方なんだと思います。
生徒さんたちへの愛情と優しさが染み出しておられました。
という事で、以上、土曜の4校でありました。
明日から、日曜の3校へ続きます。

コメント