2016年度 埼玉県高等学校演劇連盟西部B地区発表会

高校演劇と演劇など

今週土日は、高校演劇 西部B地区の発表会でありました。
去年はもっと観客が居たと思うんですが、今年は、寂しい限りでした。
特に土曜は、前半分の客席もガラガラです。
文化祭と被っているからでしょうか。
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さて、今回の演目は以下のようになっています。
9/9(金)
狭山経済高校「ソロモンのちっちゃい鍵」 網田 明紘 作
所沢西高校 「桜、散る恋の季節。」   (生徒創作)
聖望学園高校「GONGERA」     安藤 聖 作

9/10(土)
●所沢高校  「うおーっっ!!」     安永 真由子 作
●所沢北高校 「ひまわり~トコキタ劇版こころ~」(生徒創作)
●入間向陽高校「クレタ島の冒険」     中村 勉 作
●所沢商業高校「鎖をひきちぎれ」     加藤 のりや 作
9/11(日)
●豊岡高校  「ある日、僕らは夢の中で出会う」高橋いさを 作(豊岡高校演劇部潤色)
●所沢中央高校「海はじまる」       曽我部マコト 作
●芸術総合高校「いまここから見える君を含んだこのときすべて」(生徒顧問創作)
狭山清陵高校「通勤電車のドア越しに ~OL編~」金井達 作 青山一也 翻案
飯能高校  「M・H・P」       (生徒顧問創作)
※生徒創作で個人名の記載があるものもありましたが、プライバシーに配慮して、記載していません。
今回は、●印の7本を、今回観させていただきました。
ちなみに西武学園文理高校が土曜に予定されていましたが、都合により中止となっていました。
では、感想を・・・。
まず
■所沢高校。
演劇部が秋の公演に向けて準備をしていくお話です。台本が決まらないところから、戦争をテーマに選んで練習していきます。
所沢高校、相変わらずセンスいいです。
そして、さらに、なんかレベル上がっている感じです。
キャストの人数も多いし、割と全員が舞台に居て、劇の内容的にも、レベル的にも、芸総とか、農大三校とか、あっち側に入りつつあるという印象でした。
ただ、前半はとても良かったのですが、後半からの劇中劇がいまひとつしっくり来ない。
これは演じる側と、台本それぞれに問題があるかと。
完璧に演じたとしても、しっくり来なかったでしょうから、3:7くらいの割合でしょうか。
終盤のハイテンションなシーンも、演技としてはビシッと格好いいんですが、入り込めないまま幕になってしまいました。
「高校生が戦争を演じている」のではなく「戦争を演じているの高校生を演じている」訳ですが、そこまでは行けてなかったような・・・。
前半がとてもよかった分、惜しかったです。
それでも、「レベルが上がって、あっち側」という感想は揺るぎません。
次にキャストです。
今回は「贋作マクベス」でマナブを演じた子が、キャストに復帰していました。
マナブの時より成長されていると感じましたが、マナブの方がはまっていた。感がありました。
あと、キャストとしては、さくらを演じた子が目を引きました。
舞台としては、「贋作マクベス」のときより、凄くなっているんですが、個人の感想としては、「贋作マクベス」の方がいい。これは個人の好みの問題であり、台本に起因するものです。
今の彼らが演じる「贋作マクベス」を観てみたい。
と、そんなふうに思ったのでありました。
所沢高校で力尽きたので、次はまた、あした。(たぶん)

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