第12回 年末ジャンボ演劇祭 1日目

高校演劇と演劇など

高校演劇まいぶーむ継続中でして・・・。
本日は『第12回 年末ジャンボ演劇祭』という事で、芸術総合高校に行ってまいりました。
一昨日あたりから仕事の雲行きが急速に怪しくなりまして、土曜出勤かなり濃厚というところまで行ったんですが、ギリギリのところで回避。
11時前に家を出て、チャリと電車とバスを乗り継いで、芸術総合高校へ向かいます。
なんといっても芸術総合高校ですから、立派なホールみたいなの想像してたんですが、割と下北風です。
ほぼフラットなフロアで、前のほうは座布団、後ろは椅子を並べた空間です。
観客は、80%が高校生。残りが、保護者とか親族、あとは、一般人に見えるけれど、実は元顧問的な感じの方。
由緒正しい一般人は果たしていたのでしょうか。
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で、本日の演目は以下の4校5本。
所沢北高校 「コンビニブルース」(辻野正樹 作)(既成)
「竹中家の欲望」(白輝翼 作)(既成)
所沢西高校 「今日も誰かが生まれてく」(小林桜 作)(創作)
芸術総合高校3年 「わたしの星」(柴幸男と「わたしの星」キャスト&スタッフ 作)(既成)
所沢中央高校 「ゆめ○夢のあと」(宮野尾美紀子 作)(既成)
まずは、「コンビニブルース」。
大宮さん役の方は安定感たっぷりで、地区大会の「よーい、ハイ!」もそうですが、ツンデレ的キャラがすっかり板についている感じです。
「竹中家の欲望」で演じたお母さんには風格さえ感じて圧巻です。
そして成長を感じるのが、「コンビニブルース」の強盗役の方。「よーい、ハイ」とは全く違う役柄を演じていて次が楽しみです。
川崎君役の方もいい感じで安定感あります。
役者は三人ともいいのですが、台本の方が、、、2本とも別に悪くは無いんですが、なんとなく作品に奥行きがないというか。見えてる部分だけな感じがするというか。想像力を掻き立てる部分が無いというか。
2本とも、既成のようですが、三人にとっては、役不足と思えるような台本でした。
次に、「今日も誰かが生まれてく」
こちらは創作の台本です。生徒さんの作品なんでしょうか。所西は地区大会も、生徒創作の台本でした。
人間に死を与える死神たちの葛藤とか、道を踏み外した死神の苦悩とか、周囲の死神の友情と葛藤かが描かれてます。
こういう台本から作って、そして舞台を作っていくというのは、なんか部活動ーって言うのが伝わってきて好感が持てます。
ただ、いまひとつ完成度は高くなくて、セリフにしてももう少し磨けるだろうという感がありました。
芝居についても、もう少し磨ける余地が見えました。
そして、やっぱり、台本があって、配役を決めたというより、役者に合わせて台本作った感が否めない。
とはいっても、こういう話を書いて、ここまで芝居に持っていくわけですから、みなさん偉いですよね。
で、「わたしの星」
いやー、これは良かった凄かった。
全体的に頭ひとつ出てます。地区大会の「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」では、オペレーション美は凄いけど、役者さんが個別に識別できず、寝てしまったのですが、今回は違います。
ちゃんと起きてましたし、引き込まれておりました。
役者さんも一人ひとり違います。みなさんどなたもよかったですが、ココ役の方が目を引きました。
いやー、「解体されゆく・・・」よりこっちの方が遥かに良かったです。
この子達は、「解体されゆく・・・」で誰を演じたんだろうと、地区大会のパンフレットを引っ張り出してみましたが、「解体されゆく・・・」に出ている人は誰も出ていない。
たぶん3年生は大会には出ないんですかね。
そして、「ゆめ○夢のあと」
ごめんなさい。途中寝てしまいました。
これは台本のせいなんでしょうか。
とても力が入っているのは伝わってきたし、彼らに力があるのも分かるんですが、寝てしまいました。
地区大会の「夕暮れに子犬を拾う」で注目株だったミーナ役の方はシスター役で出ていました。
それはそうと、「夕暮れに子犬を拾う」にでた役者さんは、7人中2人しか出てないんですね。
地区大会でスタッフだった一年生がキャストで出ていて、なんか層の厚さを感じます。
で、全部終わってから、フィナーレなるものがありまして、文化祭感高まる高まる。なんかアウェー感高まるというか、さすがに部外者100%のオッサン的には居心地悪くて、当選者複数の景品当たっても黙っていようと思ってたんですが、当選一名の景品にあたったものですから・・・。
いや、どうもありがとうございました。
それにしても、この演劇祭はどういうつながりなんでしょうか。
所沢とか入間向陽とか出てないし。

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