2019年秋季 高校演劇埼玉西部B地区大会 2日目( 文理、狭経、所西、所北、清陵 )

高校演劇と演劇など

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二日目であります。

この日は5校。

今日もヨカッター。

西武文理高校 「終わりのある世界」 作:九国 光

親友の女の子二人の日常生活だったのですが、主人公の兄が○年ぶりに帰ってきて、それとともに、母親が事故で死んで、父親は酒に溺れるようになって、母は自分を庇って死んで、みたいな家庭環境が見えてきて、しっかり者だった妹のメンタル面の弱さがクローズアップされて・・・。

という感じのお話です。

ちよっと台詞を読んでる感があってつながっていないところを感じました。

お兄さんがやたらオーバーアクションで、女子二人と別世界なキャラ雰囲気で、それは一体なぜなのかというのが最大の気になったことです。

あと、細かいところですが、缶ビールが飲み干して空なのかまだ残っているのかが不明瞭で、気になってしまいました。

狭山経済高校 「しあはせのことのは」 作:宮城県石巻北高等学校 準&演劇部 狭山経済高校演劇部潤色

家にロボットがやって来て、余命いくばくもない母は、ロボットに自分の記憶や意識をインストールして、その後地震で死ぬ。

それと、主人公の男の子と、親友と女友達がいて、親友が彼女の事が好きで、実は主人公も好きだけどそれが言えなくて、彼女も実は主人公が好きなんだけど・・・。

みたいな、ベタな月9ストーリが平行して進行するという贅沢な展開です。

「広くて素敵な宇宙じゃないか」を思い出しました。

で、一番気になったのは、ロボットです。

もうちょっとロボット感を出すべきだったのではないかと。

演じ方として、かなり、人間とロボットの境界があいまいになっていた様に感じました。

ロボットが徐々に人間的になっていく的な描かれ方があったら素敵だったと思いました。

で、今日になって初めて気づいたのですが、セットは50cm四方くらいな四角い白い箱。

これは今更ですが、凄くいいですね。

家庭内のシーンにしても、本物の椅子を使うよりぜんぜんいい。

所沢西高校  「growth」 生徒顧問創作

殺し屋たちの話ですが、最後に実は政府の手のひらで踊らされていたみたいなお話です。

相変わらずここは、いつもいつも創作で本当にえらいです。

で、こんなことをいうと失礼で、ぜんぜん違うのかも知れませんが、「観客を楽しませる前に自分たちが楽しもう」感がこの舞台にはある様に思えました。

個人的には、「観客を楽しませることを楽しんで」みてはどうだろうと思うのですが・・・。

それで、いちばん気になったのは、登場人物の服です。

殺し屋なのに普段着です。

もちろんプロの殺し屋ですから、殺し屋に見えないのかも知れませんが、やっぱり、服が高校生の普段着的なのはどうかなと。

そこが、まず出発点のように思ってしまいました。

意図があったのならすみません。

あとですね、なんとなく、所西は舞台ではなく、映画をイメージしているのではないかなと感じました。

所沢北高校  「ビー玉雨と眠たげな夏」 作:清野 和也

大正時代、川に身投げして救われた男が、医者で名士で記憶喪失と嘘をつき、一緒に救助された二人の女性が、記憶喪失を信じて、実は恋人とか許婚だと嘘をつくという、ドタバタ劇です。

最後は、実は・・・と思ったら実は・・・・みたいな感じで、所沢北はこういうオシャレなの好きですよね。

とてもよかったです。

そして、なんといっても、櫻子さんが圧倒的でした。

唄までうまくて、反則でしょといいたくなるくらい。

気になったのは、

・多少間延びした感があって眠くなった
・台詞が聞き取れないことが時々あった
・なにより一番気になったのは、最後、先生と櫻子さんが結ばれる感じになるのですが、恋に落ちるプロセスが描ききれていなかったのではないかと思います。
ラストとか映像としてはとてもよかったのですがそこが気になってしまいました。

狭山清陵高校 「嘘をつく人」 作:浬由有 杳

いやー、これはですね、凄いですね。

よくこんな本選びましたね。

仲のいい姉妹。妹との会話が延々と続きます。

割と初期の段階で、既に妹は死んでいて、成仏する前の妹との会話だろうと気づくのですが、1時間、延々延々と会話が続きます。

後半、実は妹が死んでいるのではないかと思わせる情報がどんどん出てくるのですが、いや、多くの人は始めから分かっているでしょう。

とにかく、延々交互に単にしゃべり続ける芝居。

しかも、大好きな妹が死んだという設定の話ですから、観る方もきついけど、演じる方ももっときついでしょう。

という事で、二日目が終わりました。

今日は、講評は拝見せずに帰りました。

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