水漏れと戦う (その3)

やはり、ネットで宣伝しているような水道屋さんは駄目なんですかね。

今度は市の指定水道業者に頼む事にしました。

とはいっても何十軒もあってどこがいいか分かりません。

事前に水道局に電話して紹介してもらいました。

まあ、水道局が特定の業者を優遇するわけにはいかないでしょうから、「ここがオススメです」とかではなくて、なんとなく歯切れの悪い言い方です。

それでも教えてもらったところに電話しまして、次の土曜に来て頂くことになりました。

雪のチラつく寒い朝、いかにも職人さんという方が来てくれました。

前回の業者さんと同じように家の中の水周りを一箇所ずつ点検するのですが、今度の職人さんは長い棒の様な物を持っています。

その先端を蛇口などの金属部分に充てて、反対側にはヘッドフォンの耳当ての部分のようになっていて、そこに耳を当てて音を聞いています。

なにやら専門的な道具の登場に期待が高まります。

音聴棒という物のようで、Amazonで検索すると、私が買ったやつよりは0が一個多い。

 

たぶん↓な感じ。

一通り家の中を回った後は、家の外に回って、水道管が埋まっていると思われるあたりの地面に、先ほどの棒を深く突き刺します。

そして、棒を引き抜くと、先端が濡れていないか確認しています。

なるほど、そういう手があったかと感心しました。

何箇所も棒を刺しては抜いて確認するというのを繰り返していたのですが、漏水箇所は発見できません。

いよいよ、途中で管を切って確認していくしかないと、前回の業者さんと同じことをおっしゃいます。

 

「お願いしますっ」という事で、掘削が始まりました。

 

こちらはぬくぬくと家の中に居る訳ですが、外はあまりに寒くて、実に申し訳ない。

使い捨てカイロと、マグボトルにスープなどを入れてお出ししたんですが、焼け石に水でしょう。

 

そして、暫くして様子を見に行くとそこには、東京の地下鉄のようにな光景が・・・。

 

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上から、ガス管、トイレ、雑排水、そして一番深いところが上水。

職人さんによると、深くて狭いので、切っても元に戻せないとのこと。

狭い土地に隣家ギリギリに立つ家の宿命です。

職人さんは、切断を断念して、その後は、気になるところを何箇所か掘ってくれたりしたのですが、お昼を回ったところで呼ばれまして、ギブアップ宣言。

どうしても見つからない。これ以上やるとしたら無闇に掘ることになると。

ここは、暫く様子を見るしかない。そのうち漏水量が増えたら、表に出てくるだろうから、それまで待つしかない。

そういうことになりまして、職人さんは去っていったのでありました。

 

(つづく)

 

 

 

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