完璧な秋の多摩川を4艇で下る

2025.09.29(Mon)
調布橋:-2.83

www.kaifugun-yamakawacho.net/

2025 20th 多摩川 御岳・杣の小橋 → 河辺・市民球技場(15.4km)
晴(青梅 max 32.0℃) 水位:調布橋:-2.84~-2.83

※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40~50cm低い値を示します。


完璧な秋の多摩川を4艇で下る


20回目の川下り・17回目の多摩川

今シーズン20回目の川下りは、ベリーショート会のお2人と自作艇のTさんの計4艇で多摩川を発電所から河辺まで下ります。

とうとう多摩川を漕ぐのは今シーズン17回目。過去最高です。行き過ぎ。

ジブン的には毎回違いはあるとはいうものの、もはやそれは文章にして人が読んで意味があるレベルの違いだろうか。

『今日はTさんとOさんとKさんの4人で多摩川を下りました。楽しかったです。』

もうこれだけで十分の様な。140文字に余裕で収まるレベル。

本当はもっと秩父/長瀞とか漕ぎたいんですが、今年はまだわずか2回。渇水なので仕方ありません。

この日も親鼻水位はとうとう1.2を割り込んで1.1台へ。

もう1回くらい秩父/長瀞漕ぎたいんですよね。親鼻1.7とかになると嬉しいのですが。

あと、富士川も漕ぎたいけどこちらも低水位。

朝、河辺市民球技場

集合は9:30に河辺。

このメンバーで前回下った時は、全員が河辺で待ち合わせして、同じタイミングで移動したので、楓橋スタートのTさんをずいぶんお待たせしてしまったのですが、今回はTさんとは11:30に楓橋の水面で待ち合わせることに。究極の現地集合です。

河辺の集合時刻の2時間後に楓橋というのは余裕見過ぎな気もするけどどうなるか。


8:24に家を出発して、河辺に着いたのが9:11。

市民球技場の空はいい感じに晴れていて、空気も爽やかで気持ちいい。

この日は晴れで32℃という良質の予報。

OさんKさんは定刻の2分前に到着。

渋滞してたので高速使ったと努力アピール。

はいはい。

9:33に河辺を出発して、御岳苑地駐車場に着いたのが10:00。普段気にしてないけど移動は30分くらいなんですね。

そして、駐車場のゲートで恐怖の看板を発見します。

恐怖!熊出現(Photo by Oさん)

いよいよ御岳に熊出現。もう、御岳~青梅を漕ぐのにも「熊撃退スプレー」を携行する必要があるのだろうか?

川下りの途中で、とりわけランチの最中に出遭わない事を祈るばかりです。

とは言え、直ぐに熊の事はすっかり忘れて、駐車場で艇を作っていると、先日もお会いしたHさんが颯爽と登場。

会い過ぎです!

いったい何回目だろうって後で調べたら、初めてお会いして以降、11回中6回お会いしてました。

この日はお友達と釜の淵まで下るとの事。念のため確認したらやはり2周するらしい。

異常川人間の称号詰め放題です。一度でいいので、2回追い抜かれてみたい。

スタート、杣の小橋




三つ岩エディキャッチシリーズ

スタートは10:39。

割と混雑気味なので空気の入れ増しは御岳橋の下でやることにしてとりあえずスタート。

この日の水位は調布橋-2.84~-2.83。

相変わらず低いけど、それはいいとして、水温が16.4℃(10:55、御岳橋下)。一気にバイカル湖。瀬で水しぶきを被るとピョエーって奇声が出るレベルです。

三つ岩検討会議(Photo by Oさん)

御岳橋の下で上陸して三つ岩検討会議を開いていると、後からパックラフトの方たちもやって来てブリーフィングが始まります。

先に会議を終えたパックラフトさんたちが三つ岩へ。

三つ岩、フリップ

いいですねー。他人様が流されていく様を見るのは。心が浄化されます。

しかもフリップしたのは三つ岩の一つ目付近。久々に目にしました。

しかし、今日の水温で沈はちょっと気の毒。

我々も気を引き締めてかからねば。

空気を入れ増しした後、安全コールを実施してスタートします。

まずはワタクシメから。

左コースからアプローチ。

-2.84なので楽勝と思っていたらよもやの失敗。

前回、「岩にぶつけるつもりで行けー」ってやって本当にぶつけてしまったので、少し躊躇してしまいました。

左スウィープがほんの少し遅れて、流されます。

更に2つ目にも入れず。

-2.8台での左ルートは100%成功させたいけど、なかなか思う様になりません。




ダウンリバーレポート

OさんKさんも無事に三つ岩を通過して、割と鬼門なタテチンへ。

低水位だと、なにげに一番難しいタテチンですが、今日もヒヤリハット。

一つ目の尖った隠れ岩のところで右に弾かれてしまい、二つ目の隠れ岩の右に逸れてしまいます。

正面の岩にぶつかったところに後ろからOさんも来て接触。もはや沈不可避かと思われましたが匠の技で回避。

タテチン

タテチン

鵜の瀬橋の先の瀬を過ぎると、遠くにTさんを肉眼で確認。

楓橋到着は11:23。ここで合流です。

時間の読みが完璧でした。

楓橋、Tさんを肉眼で確認

河辺では晴れていたし、漕ぎ始めたころも確かに晴れていたのですが、その後、急速に雲が拡大してたちまち日が差さなくなりました。

ますます水は冷たく、空気は涼しい。

気温は決して低くないはずですが、ちょっと、パドジャケ着ようかなと思うくらいに涼しい。ドライバッグの一番底でなければ取り出していたでしょう。

ミソギの手前

喜久松苑の手前

喜久松苑の川原

喜久松苑の川原

喜久松苑の川原は、遊んでる人が1~2組程度。

小学校低学年くらいの男の子が、水に入っていて超絶寒そう。

通り過ぎざまに「寒いでしょ?」と訊いたらなにか奇声を発していました。

きっと寒いはず。あるいは寒くないけど夜に熱出す未来が見えます。

三本堤(1本目)

三本堤の先の右岸

三本堤の先の右岸

景色的なところを少し書いておきます。

この日、最高気温は32℃でバッチリ晴れの予報だったんですが、ふたを開けてみると、晴れていたのは初めの頃だけで直ぐに曇が空を覆います。

そして、気温は低くはないものの、そこいらじゅう、もうすっかり秋の気配。

水温、水質(澄んで来てる感じ)、蝉(ほとんど鳴かないし、たまにツクツクボウシが鳴く)、空の高い感じに雲の形、樹木の感じ、川原のススキの穂、そして太陽の角度。

もう何もかもが完璧に秋なのです。

Tさんスタック(奥多摩橋)

テニスコート




シエスタ

ランチはいつもの「おくたま路」の対岸。

バーナーでお湯を沸かしてコーヒーやらスープを入れて、まあいつも通り。

ちょっと涼し過ぎる感じだったんですが、途中から太陽が出て来ます。

最高気温の帳尻を合わせるかの様に体感気温が急上昇。Tさんはそそくさと日陰に移動。

今日は空気抜かなくてもよさそうですねと、そのままにしてあった艇の空気にOさんが気づきます。ファインプレー。

慌てて空気を抜きますが、大丈夫と思っても多少は抜いておくべきですね。


ランチの途中、沢井で追い抜いたHさんたちご一行4艇が通り過ぎていきました。

おくたま路の対岸

スープとコーヒーと頂き物




ダウンリバーレポートの続き

1時間余り寛いで13:10午後の部スタート。

まあいつも通りな感じのダウンリバーが続きます。

太陽の角度が低いので、水面がいい感じに乱反射してキレイ。

好文橋

神代橋

神代橋下流の障害物

神代橋下流の障害物

和田橋

日向和田ポンプ場の辺り

日向和田ポンプ場の下流

大岩のある瀬、O氏の場合

大岩のある瀬、K氏の場合

大岩のある瀬、T氏の場合

大岩のある瀬の下流

万年橋下

釜の淵、竹藪

釜の淵の手前右岸の竹藪は、ますます増殖しているように感じました。ご注意ください。

釜の淵の川原はガラガラ。清掃活動の方たちが数人と、あとは水辺で佇む人が少しいる程度。半月前の喧騒がウソの様。

釜の淵・柳淵橋

釜の淵・柳淵橋

そして、今日のその時がやって来ました。

柳淵橋の先の直角右カーブのところ、ふと見ると、Oさんの艇が腹を見せています。

「えっ? 沈する要素あったっけ?」

沈を期待する場所ではなかったため、完全に油断していました。瞬間は見えず。

一部始終を目撃したKさんによると、横向きに岩に押し当てられたらしい。


Oさんは「セルフレスキューの練習してたんです。」と何度も繰り返しおっしゃいます。

はっきり覚えてないけど、最後には「ブログにはセルフレスキューの練習と書いてください。」

はいはい。

せっかくの沈なのに、瞬間を見逃してもったいないことをしました。

柳淵橋下流・O氏フリップ

柳淵橋下流・O氏セルフレスキューの練習

鮎美橋から上流方向

鮎美橋下流

調布橋下流

調布橋下流

下奥多摩橋

友田レク広場の辺り

市民球技場の手前

ゴール

圏央道

その後は、特に事件もなく、14:53、河辺にゴール。

スタートエンドで4時間14分、スカウティングとランチを除くと、2時間49分の川下りでした。今日も釣師が多かった。

皆様ありがとうございました。




釣師の状況

この日も多かったです。

きちんと数えていないのでかなり適当な数字になりますが、12~15人くらい。

・スタート~軍畑大橋:4~5人くらい
・釜の淵:1~2人
・下奥多摩橋:1人
・友田レク広場手前:1人
・友田レク広場~河辺まで:3~4人くらい
・河辺球技場:3人くらい
(・河辺、ゴール以降:3人)

※かなり適当です。


大きく迂回する様な時もあったのですが、ストレスを感じたのは最後の友田レク広場~河辺の区間くらいでした。




漕いだ、その後、


無事に帰って、一杯やるまでがダウンリバー

帰宅が17時過ぎてる感じだったので、シャワーを浴びたら肴を作る時間が無くなって、この日のお通しは冷奴。

時間が無くなるというか、縁台が暗くなってしまうんですよね。

そしてアペリティフはハートランドビール。

程よく疲れた肉体に、じゅわーって染み渡って行ったのでありました。

本日の縁台ディナー





Data


河川 :多摩川
コース:御岳・杣の小橋 → 河辺・市民球技場 ( 15.4km )
用艇:NRS Bandit1
メンバー:Tさん、Oさん、Kさん
天気:晴れのち曇りのち晴れ。
釣師:10~15人くらい?(たぶん)
水位:低い。
 水分水質データベースによると調布橋水位は、-2.84~-2.83。
 ※調布橋水位は、2019年の台風19号以降、以前よりも水位が低めに出ています。
 40~50cmくらいプラスしてお考え下さい。

水質:綺麗め。秋らしい透明な感じになって来た
水温:16.4℃( 10:55 御岳橋下右岸)
気温(青梅):気象庁によると青梅の最高気温:32.0℃。1

スタート地点駐車場:御岳苑地駐車場(有料)
ゴ ー ル地点駐車場:河辺市民球技場駐車場(無料)
タクシー:-
電車:-
バス:-

昼食:おにぎりとコーヒー、頂き物のチキンバー、ワッフル。
服装:上:化繊のTシャツ2枚、下:化繊の短パン。(パドジャケ携行)

旅程。2025.09.29
8:24 出発
9:11 河辺グラウンド着
9:33 河辺グラウンド発
10:00 御岳苑地駐車場着
 10:39 (0:00 - 0.0Km) スタート(杣の小橋)
 10:45 (0:06 - 0.5Km) 御岳橋
 10:45~11:03 三つ岩スカウティング・空気入れ増し(18分)
  -:-- (-:-- - 0.6Km) 御岳小橋
 11:15 (0:36 - 1.4Km) 鵜の瀬橋
 11:23 (0:44 - 1.9Km) 楓橋
 11:38 (0:59 - 3.1Km) 軍畑大橋
 11:45 (1:06 - 3.8km) 喜久松苑
 11:53 (1:14 - 4.5Km) 奥多摩橋
 11:57 (1:18 - 4.9km) テニスコート
 ランチ おくたま路対岸( 12:03 - 13:10 [1時間07分] )
 13:15 (2:36 - 5.7Km) 好文橋
 13:26 (2:47 - 6.9Km) 神代橋
 13:36 (2:57 - 7.9Km) 和田橋
 13:58 (3:19 -10.2Km) 万年橋
 14:05 (3:26 -11.0Km) 柳淵橋
 14:11 (3:32 -11.5Km) 鮎美橋
 14:22 (3:43 - 12.5Km) 調布橋
 14:33 (3:54 - 13.3Km) 下奥多摩橋
 14:53 (4:14 - 15.4Km) 河辺グラウンド
15:26 河辺グラウンド発
15:57 御岳苑地駐車場着
16:04 御岳苑地駐車場にて解散
xx:xx 帰宅


※距離はキョリ測にて測定しました。時間は写真のタイムスタンプなどから適当に調整。
★2020年度より、距離を修正しました。



(2025.10.02 up)

修正履歴:
 

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