三連休は一の滝と竿の林


2025.09.14(Sun)

御岳・杣の小橋 → 河辺・市民球技場

調布橋水位:-2.77 → -2.78

最高気温: 31.6℃


三連休は一の滝と竿の林

2025 18h

2025.09.14( Sun ) 多摩川 御岳・杣の小橋 → 河辺・市民球技場 ( 15.4km )
曇り(青梅 max 31.6℃) 水位:調布橋 -2.77 → -2.78

※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40~50cm低い値を示します。

    INDEX
  1. 三連休中日の多摩川
  2. 三つ岩エディキャッチシリーズ
  3. ダウンリバーレポート
  4. 一の滝
  5. 続・ダウンリバーレポート
  6. 釣師の状況!
  7. データ
  8. コメント

三連休の中日の多摩川


かなりどうでもいいだらだらと長く続く、漕ぐまでの話

前日、9月13日(土曜日)

気が付くと、もう9月も半分過ぎようとしているのにまだ今月は1回も漕いでない。

由々しき事態というか、なんか川に行けるのに行かないと後ろめたいんですよね。

今回はベリーショート会のメンバーで多摩川へ。

元々、第一候補は富士川でした。8月に所沢の百味でやった暑気払いの席で、焼き鳥を食べながら、いつも多摩川と荒川だから、違う川にも行ってみようという話になったんです。

関東地方は木金で結構降ったんですが、降った場所が悪かったのか、調布橋も親鼻も、ちょっと上がっただけで、ほぼ行って来い。

一方、富士川の清水端水位計は土曜の午後の時点で-0.74。

高すぎである。

翌日までにはそれなりに減るだろうけど、それでも私以外のお二人は富士川は未経験。私も富士川自体は人生で2回。身延区間については11年前に1度漕いだだけなので、そういう状況で行くには、やはり-0.9より低くないと不安です。11年前は-1.11で低水位の印象でしたが、11年で水位の基準がどう変化してるか分からないし。

でもまあそういう事よりもなによりも、下りの高速は、相模湖ICを先頭に45kmの渋滞予報が出ています。これが三連休の威力なのか。完全に萎えるレベル。

加えて帰りの上りは小仏トンネルを先頭に15kmの予報というとどめの一撃。

『えーっ? 45km? ちょっと混み気味ですけどまあ仕方ないですね。』

などと涼しく反応されたらどうしようと内心ビクビクしてましたが、みなさんヘタレ者でなによりでした。

お二人とも早々と「多摩川でいいんじゃないですか」宣言。

荒川も、秩父から漕げる水位ではないし、前回が長瀞だったというのもあってか、あっさり多摩川に決定です。

多摩川になったので、急遽自作艇のTさんもお誘いしましたがお仕事という事でザンネン。今回は3艇での川下りとなりました。

朝、河辺・市民球技場

当日、9月14日(日曜日)

三連休の中日なので、集合は普段より30分早くして8:30に河辺のグランド。

まあ河辺はいいとして、御岳の駐車場が気になります。

7時半に家を出て、8:18河辺の市民球技場の駐車場着。天気は予報通り曇り。

普段はホームランボールが直撃したら嫌なので、野球場の手前の、テニスコートのあたりに車を止めるのですが、この日はちょっと一番奥まで行ってみました。そうそうホームランは出ないだろうし。

ところが一番奥側の野球場は、隣接する野球場と対角線になるように配置されているので、駐車スペースは三塁線の大ファールの射程内。ちょっと気になったけど、まあそうそう大ファールはないでしょう。

暫くすると、Oさんの車が姿を現しました。観察していると、いつも止めているテニスコートの前で少し停車した後、そのまま駐車スペースに車を入れました。

「ヨシ、一番乗りだぜ!」と思われたことでしょう。

大きく腕を振って合図していると、暫くして私に気づいてこちらにやって来ました。

「8時に着いたんですけどね、門が閉まってたんで、コンビニに行ってたんです。」

と暗に先に着いてたんだぜアピールのOさん。

はいはい。

河辺・市民球技場の一番下流側から下流方向

一番奥まで行くと、ちょっとその先へ行ってみたい感覚に囚われます。二手に分かれた水路が圏央道をくぐり、右にカーブしてその先は分かりません。

Oさんに話を向けてみると、興味ありげなご様子。

今日行きますか?と言ってみたんですが、そういえば御岳の駐車場が心配だから早く来たんでした。次回持ち越しです。そして、この判断が正しかったことが数時間後に明らかに。

朝、御岳苑地駐車場

9:10御岳苑地駐車場着。

心配してましたが杞憂でした。平日ほどではないにせよ割とスカスカです。

それでもカヌー民はそこそこ。

まず、Oさんがリジッドのお友達と遭遇。

さらに、今シーズン何度か川でお会いしたダッキーのHさんも登場。

やはり土日は賑やかです。

杣の小橋のところまで下りていくと、ラフトを積んだラフトが対岸へフェリーするところでした。左岸側には出艇間近のラフトがいっぱい。

杣の小橋

杣の小橋


三つ岩エディキャッチシリーズ

ふだんは杣の小橋の右岸側で空気の入れ増しとか、朝礼とかするんですが、ラフトの邪魔にならないよう、この日はとるものもとりあえずいそいそと出艇します。

9:53スタート。

杣の小橋・ラフトがいっぱい

杣の小橋

とりあえず、三つ岩の手前まで行きます。

この日の朝の水位は調布橋-2.77。

この数字自体は決して高くはないのですが、ずっと-2.8台の低水位が続いていたので、体感的にはややタプタプ。

やっぱり水が程よく多いと楽しい。(多くはないけど)

スタートの瀬

「水多いですね。-2.77だけど、ちょうど増えてるところじゃないですかね。調布橋はこれから上がるのかも」などと適当な事を話してたんですが、後で確認したらこの日は-2.77→-2.78。

三つ岩を下見している間にもラフトやら何やらが次々と目の前を通過して行きます。

駐車場で「ではお先に」といって挨拶したHさんも通り過ぎていきました。

三つ岩検討会議

ここでHさんに抜かれる

それでは我々も参りましょう。

艇に空気を入れ増しして(記憶ないけどしたと思う)、ばっちり安全コールも実施。

まずはワタシから漕ぎだします。

-2.77で果たしてエディキャッチ出来るのか試したいところではありますが、これだけ混雑していると、少なくとも一つ目と二つ目の間に留まるのはよろしくない。

一応、左コースで進入しますが、大人の判断でエディキャッチは見送ります。という事にしておきます。

三つ岩

三つ岩の先

二つ目と三つ目の間なら艇の通過はないからチャレンジしてもいいんですが、一つ目用のコースを進んでいた関係でこちらも見送り。

大岩の先の右岸のエディで後続のお二人を待ちます。

三つ岩の先

三つ岩の先

御岳小橋の先の右岸にはパックラフトの大艦隊が停泊中。さらにラフトも次々やって来て、結構混沌としています。この混雑がなぜか楽しい。

そこでふと上流を見ると、ちょうどハッカケの辺りでKさんがフリップ。

遂に御岳の核心区間内での初フリップ。

いやーいいですね。

沈・K氏の場合

沈・K氏の場合

御岳小橋の先まで流されたKさんですが、爽やかな笑顔でノーダメージ。


ダウンリバーレポート


続くタテチン。中途半端なポジションからなし崩し的にタテチンに接近したKさん、後ろ向きにタテチンの右側に突入。誰もが沈不可避と確信する体勢になったのですが、系の付かない純然たる体育会本流のKさん、平民の私達とは体幹が違います。

岩陰から何事もなかったように華麗に登場しました。恐るべし。

一方ワタクシメはタテチンの先の岩に衝突コース。

つい右腕を岩に突いてしまい微妙に肩が痛い。

このところ-2.8に慣れていたから、ちょっと増えただけで調子が狂うんですね。情ない。

タテチンの先

タテチンの先

タテチンから鵜の瀬橋の間の感じも結構水がタップリ感。-2.77でタップリって、どんだけ水に飢えてたのか。

とはいえ、水の色も、笹濁りをちょっと薄くした感じで透明度はほとんどなし。プチプチ増水のなごりって感じです。

10:33楓橋通過。

クランクの瀬の先ではラフトが右岸に寄せてお約束の飛び込みと滑り台タイム実施中。

小休止中のHさんに手を振って先へ進みます。

楓橋の先(下流から)

ミソギの先

ミソギ・O氏の場合

ミソギ・K氏の場合


この日、釣り人はそこそこいらっしゃいました。

放水口から軍畑大橋までの間に、たぶん11人。

結構な人数ですが、ラフトがわんさかパックラフトもわんさかなので、ストレスフリー。

逆に、釣師さんはストレスフルだったかも知れません。というか釣りにならなかったのではないだろうか。

軍畑大橋の手前、リバーボード

軍畑大橋の手前、ここで何するの?

軍畑大橋の手前で、ラフトが岸に寄せています。ついに取り立ててどうという事のない場所でお客を遊ばせる現象。混雑時ならではの景色。

Hさんとはゆるーい感じで、抜いたり、抜かれたり、途中しゃべったり、抜いたり、抜かれたり。この日も御岳~釜の淵を2週するとの事。異常川人間の称号保有者に違いない。凄く凄い。

かなり高速なHさん艇

喜久松苑は混雑まで行かないけどそれなりに人。

テニスコートは割と混雑。

喜久松苑の川原

三本堤(1本目)とサーフィンしてるHさん

三本堤の先の擁壁

結構混雑してるテニスコート

テニスコート


一の滝

そして、この日は一の滝へ。

前回の長瀞で、Kさんが「滝とか沢とか大好き人間」だという事が発覚したので、ちょいと行ってみますかとお声がけ。

入口のところにも水が流れ出てきていて、この日の水量なら結構いい感じかもですが、色々茂っていてちょっと引いてしまいます。

今回はパスかなと思ったんですが、Kさんスタスタと進んでいきます。

ジブン一人の時はマムシとかいないかな、マムシとかいたらどうしようって、泣きそうな顔して、パドルであちこちつつきながら微速前進なのですが、Kさんはまるで電車の乗り換えで駅の構内を歩く様な感じでスタスタ進んでいきます。

あっという間に一の滝に到達。

一の滝、入り口

一の滝を目指す

一の滝を目指す

一の滝に到着

結構な水量でした。

Oさんとワタシは少しだけ修行しました。少しだけ悟りました。

Kさんには喜んでいただけたみたいでヨカッタです。さらにマムシにも出会わなくてヨカッタ。マムシ苦手なんですよね。

一の滝、修行

一の滝、修行(Photo by Oさん)

一の滝、無事帰還

続・ダウンリバーレポート

ランチは一の滝の先の、おくたま路の突き出た半島を曲がったところの右岸。

いつものようにお湯を沸かして、スープを入れて差し上げたら、Kさんからは奥様お手製のおにぎりを、Oさんからはデザートのワッフルを頂きました。

いつもエビタイで申し訳ない。ありがとうございます!

食後はコーヒーを飲みながら、国際金融情勢の話(?)などを熱心に、1時間半余り。

男性の場合、割と仕事以外で、長時間話すことって、ノンアルコールではあんまりないと思うんですけど、その点川下りは独特ですよね。

御岳~軍畑大橋辺りまではあんなにいっぱいラフトやパックラフトやリバーボードがいたのに、テニスコートを過ぎると完全に無人地帯。日曜なのに、1時間半のランチタイムの間に通過した艇はゼロ。もったいない。

そして、釣り人の姿も全く見かけなくなりました。

13時過ぎに午後の部スタート。

神代橋下流の障害物

和田橋手前

14時前に釜の淵に到達。ここはさすがに人がいっぱいです。

カーブを曲がって鮎美橋の方へ行くと更にいっぱい。

たぶん外国の人の方が多い感じ。

しかし川で見かける外国人はだいたいが白人か、ヒスパニック系、南アジア系の方ですよね。

みなさん川好き過ぎです。

中国の方とか、東アジア系、アフリカ系の人は見ない気がする。川で遊ぶ民族と遊ばない民族がいるのだろうか。

釜の淵・柳淵橋手前(下流から

釜の淵・鮎美橋手前(下流から

鮎美橋の先

調布橋の先

下奥多摩橋の辺り

下奥多摩橋

下奥多摩橋の先

もうすぐゴール。友田レクレーション広場辺りまで来て、「後半は案外釣師少なかったですねー」。などと話していたら、ゴール間近になって風景が一変することになります。

河辺の手前

河辺・市民球技場

河辺のグランドに向かって流れる最終区間、右にも左にも竿だらけ。

竿だけで10本は出ていたでしょうか。竿を出していない人も合わせると15人くらい??

さらに護岸にぶつかって直角に曲がったところにも10人・数本。

ソロだと絶対泣いてたと思う。

右岸ベタでなんとか切り抜けましたが、過去最高レベルの密集でした。

14:41、一番奥まで行ってゴール。

ゴール

そして、下流方向を見ると、友田水管橋へ続く流れは右ルート左ルート共にそれぞれ数本の竿。

川幅も狭いし、ちょっと突入できる状況ではありませんでした。

羽村まで下ろうとしなくて本当に良かった。

河辺の先

部活と青春

その後、御岳まで戻って16:03解散。

お祭りがあるのか、山車が青梅方面に向かう車線をゆっくり移動していて道路がかなり渋滞。

帰りは、渋滞を避けて軍畑から山ルートへ。

17:06帰宅。


今日もいい川下りだった。( カメラを修理に出しているので漕いだその後の写真はなし。写真はないけどしっかり飲んだ )

釣師の状況

超多かったです。

たぶん35~40人。

過去最高かも。。スタートから軍畑大橋の間も多かったけど、ラフトも多かったので割とストレスフリー。

圧巻なのは、友田レク広場~ゴールの間。鮎の解禁日の様だった。

区間・場所別の人数は以下の様な感じです。

・スタートの上流・・・・・・ 3人
・スタート~御岳橋・・・・・ 1人
・三つ岩の先・・・・・・・・ 1人
・タテチンの先・・・・・・・ 2人
・鵜の瀬橋前後・・・・・・・ 2人
・楓橋・・・・・・・・・・・ 2人
・釜の淵・・・・・・・・・・ 1人
・友田レク広場付近・・・・・ 2人
・友田レク広場~市民球技場・10~15人くらい?
・市民球技場・・・・・・・・10人くらい?

・計・・・・・・・・・・・35~40人くらい?

Data

河川 :多摩川
コース:御岳・放水口 → 河辺・市民球技場 ( 15.4km )
用艇:NRS Bandit1
メンバー:Oさん、Kさん
天気:くもり
釣師:35~40人くらい!
水位:普通
 水分水質データベースによると調布橋水位は、-2.77 → -2.78。
 ※調布橋水位は、2019年の台風19号以降、以前よりも水位が低めに出ています。
 40~50cmくらいプラスしてお考え下さい。

水質:笹濁りを薄くした感じ。
水温:16.9℃(10:13 御岳橋右岸)
気温(青梅):気象庁によると最高気温:31.6℃。

スタート地点駐車場:御岳苑地駐車場(有料)
ゴ ー ル地点駐車場:河辺市民球技場駐車場(無料)
タクシー:-
電車:利用なし
バス:利用なし

昼食:おにぎりとコーヒー、頂き物(スパムオニギリ、ワッフル)
服装:化繊の短パン 、化繊のTシャツ2枚、+パドジャケ携行

旅程。2025.09.14
7:30 出発
8:18 河辺グラウンド着
9:10 御岳苑地駐車場着
-:-- スタート地点着
  9:53 ( 0:00 -  0.0Km) スタート(杣の小橋)
 三つ岩スカウティング(9:58~10:16)
 --:-- ( -:-- - 0.5Km) 御岳橋
 --:-- ( -:-- - 0.6Km) 御岳小橋
 10:28 ( 0:35 - 1.4Km) 鵜の瀬橋
 10:33 ( 0:40 - 1.9Km) 楓橋
 10:49 ( 0:56 - 3.1Km) 軍畑大橋
 10:56 ( 1:03 - 3.8km) 喜久松苑
 11:01 ( 1:08 - 4.5Km) 奥多摩橋
 11:07 ( 1:14 - 4.9km) テニスコート
 一の滝探検(11:11~11:27)
 昼食 おくたま路のヘアピンカーブを曲がった先の右岸でランチ( 1時間33分くらい 11:31 - 13:04 )
 13:08 ( 3:15 - 5.7Km) 好文橋
 13:18 ( 3:25 - 6.9Km) 神代橋
 13:28 ( 3:35 - 7.9Km) 和田橋
 13:50 ( 3:57 - 10.2Km) 万年橋
 13:57 ( 4:04 - 11.0Km) 柳淵橋
 14:01 ( 4:08 - 11.5Km) 鮎美橋
 14:10 ( 4:17 - 12.5Km) 調布橋
 14:19 ( 4:26 - 13.3Km) 下奥多摩橋
 14:41 ( 4:48 - 15.4Km) 河辺グラウンド
15:26 河辺グラウンド発
16:03 御岳苑地駐車場にて解散
軍畑から山ルート
17:06 帰着


※距離はキョリ測にて測定しました。時間は写真のタイムスタンプなどから適当に調整。
★2020年度より、距離を修正しました。



2025.09:20 作成
修正履歴:

・IPアドレスの一部を表示します。