久々に4隻で多摩川を下る

Canoe touring on the Tama River


2025.08.04(Mon)

御岳・杣の小橋 → 河辺・市民球技場

調布橋水位:-2.83~-2.81

最高気温: 38.2℃


久々に4隻で多摩川を下る

2025 14th

2025.08.04( Mon ) 多摩川 御岳・杣の小橋 → 河辺・市民球技場 ( 15.4km )
晴れ、猛暑(青梅 max 38.2℃) 水位:調布橋 -2.83 ~ -2.81

※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40~50cm低い値を示します。

    INDEX
  1. 艦隊
  2. 三つ岩エディキャッチシリーズ
  3. ダウンリバーレポート
  4. ランチと沐浴するヒンズーの僧侶
  5. 続・ダウンリバーレポート
  6. 釣師の状況
  7. 漕いだ、その後、
  8. データ
  9. コメント

艦隊


今シーズン14回目のダウンリバーは、OさんKさんと自作艇のTさんの計4人で河辺まで下ります。

このメンバーでの川下りは初めて。

というか、そもそも4艇で下るのは超久しぶり。たぶん十数年ぶりです。

待ち合わせは9時に河辺のグラウンド。

今回、OさんKさんとワタシは御岳から、Tさんは楓橋から下るという事で、別々に出発地点へ向かいます。

翌日ほどではありませんが、この日も38~9℃のホカホカ予報。楽しみです。

10:24 スタート・杣の橋右岸

御岳苑地駐車場に着いたのが、9:40。スタートは10:24。

この日は月曜だからでしょうか、川は結構空いていました。

我々のスタート前にラフトが出発したきり、あとはSUPが1艘、それからスタートの瀬で練習している何艇かのスラ艇のみ。

せっかく猛暑なのにもったいない。

消防の瀬

三つ岩エディキャッチシリーズ

まずは三つ岩へ。

軽くスカウティングした後、ワタクシめからスタートして左ルートへ。

三つ岩検討会議(Photo by Oさん)

今までで一番スマートに、スタイリッシュに一つ目のエディキャッチ成功。すいーって流れに乗りつつ、ひょいって降りる技を確立しました。鬼漕ぎもほとんどなし。続いて2つ目も華麗に決めます。

過去最高のエディキャッチだったのですが、痛恨の動画ファイル削除事案発生。手を尽くしたのですが復元できず。

ちなみに調布橋水位は、三つ岩通過時が-2.82、1時間後が-2.84、2時間後が-2.82。三つ岩通過時の調布橋水位って、どれくらいずらして考えればいいんだろう。1時間半くらいだろうか。

三つ岩へ

三つ岩、一つ目

三つ岩、二つ目

三つ岩、右岸より

次にKさん。ワタクシは右岸に移動してカメラを向けます。

一つ目と二つ目の間を右から抜けていきます。問題なくクリアー。なんかリーンが掛かっててカッコいい。

三つ岩、K氏の場合

三つ岩の先、K氏の場合

トリはOさん。一つ目のエディキャッチにチャレンジするという事で、左岸ルートから攻めますが、敢え無く失敗。外角から入ってしまいました。

タイミングが遅れ、エディラインにバウを少し突っ込んだ程度で流されてしまい、早々に進入姿勢を放棄。

残念ですが、初チャレンジで成功してはこのワタクシの立つ瀬がないですからね。ご配慮いただきありがとうございます。

三つ岩、O氏の場合

三つ岩、O氏の場合

お二人を見送ったところで、後を追ってスタートしようと思ったのですが、ちょっとこの位置から下るのは微妙に不安です。

素直なルートで行きたいところですが、隠れ岩があってちょっと厳しい。その左には岩が顔を出していて、更にそれを左に回り込んで避けると同時に、右にターンして激し目に波打ったところに突入しなければなりません。

三つ岩右岸から下流方向

たぶん、大丈夫、華麗にクリアできるとは思うのですが、右ターン直後にバランスを崩しそうな予感もひしひしと。

水位は低いし、リバーボードの人とかはビート板みたいなの一枚で三つ岩を抜けていくわけですから、仮に沈したとしてもそれ程オオゴトではないと思いつつ、やっぱりちょっとタンマという事で、スタコラサッサと艇を担いで上流へ。

結局三つ岩をリトライしたのでありました。

2回目は右から。今回も駄目。

行けそうな気はしたんですが、ちょっと思いっきり急角度でターンしつつエディに入らないといけない感じ。

バランス崩しそうな雰囲気がめっちゃ醸し出されています。ちょっと引いてしまいました。

メンタル試されそう。

これで左コースは4回成功です。三つ岩シール作って成功した数だけ艇に貼ろうかな。戦闘機のパイロットが貼るやつ。

ダウンリバーレポート

三つ岩の先

タテチン

三つ岩を過ぎると先行するお二人と合流してタテチンへ。

やはり水位が低いとここは難しいですね。今のところ結果オーライが続いているのですが、最近は一番の難所です。

っていうか、リバーボードの人たちって低水位のタテチンはめっちゃ怖くないのか?

とはいえ3人とも無事にクリア。

鵜ノ瀬橋

沢井の瀞場へ

鵜ノ瀬橋の先の瀬を抜けると、遠くにTさんの姿が見えます。

めっちゃお待たせしてしまいスミマセンでした。こちらはインフレータブルでTさんはリジットという事もあり、かなり待ってもらってしまいました。次からは待ち合わせの方法を工夫する必要がありそうです。

楓橋

ミソギ、K氏O氏の場合

ミソギ、T氏の場合

ミソギの先

楓橋からは4艇で下ります。

Tさんの艇はオールラウンド仕様の17号艇。軽快にミソギをクリア。喫水からデッキまでの高さがないので、甲板が波に洗われてかっこいい。それにしても、Tさん、70も半ばになって、15kgもある艇を寒山寺の駐車場から一人で運んでくるというのが、凄い。

ワタシは10kg以下のBanditでそろそろ限界を感じているのに。

軍畑大橋の手前(Photo by Oさん)

軍畑大橋の先(Photo by Oさん)

いい天気の中、快適に下っていきます。

水の上は涼しいのですが、空気が熱せられている感じが伝わってきて嬉しい。

時々、川の水を体や手足に掛けながら進みます。

喜久松苑

三本堤の先

テニスコートの手前

テニスコート

テニスコートの先

ランチと沐浴するヒンズーの僧侶

11:50、ランチはおくたま路のヘアピンを曲がった先の右岸。

ここだと、本人が望めば、お昼過ぎてしばらくの間は日陰に座ることが出来ます。

何故かワタシ以外の3人は日陰エリアに陣取ります。

せっかくのスーパー猛暑なのにもったいないと思うのですが。。。

おくたま路のヘアピンを曲がった右岸

最高気温38.2℃の威力

いつものようにお湯を沸かして、コーヒーやらスープやら。そしておにぎりと頂き物のあれやこれや。

合間合間で、時々川に浸かりに行って身体を冷やします。

流れは割と早いのですが、川の真ん中に浅いところを見つけて寝そべってみるとこれがなかなか気持ちいい。

顎を上げると、空だけが見えて、水面が額の辺りまで来て何とも言えない心地よさ。

あ、でもパックラフトならいいけど、ラフトとかがやって来て、避けてくれなかったらかなりヤバイという事に気づきます。

ある意味道路の真ん中で寝ている様なものですから。

ガンジス河で沐浴するヒンズーの僧侶(Photo Oさん)

起き上がると、いろいろ各種川虫が、カゲロウの幼虫みたいなやつなどが、Tシャツや短パンや腕やら脚やらあちこちにくっついていました。

多分その中の一つの仕業だと思うんですが、家に帰ると、左の二の腕に結構大きめな虫に刺されたような跡と、その周囲が内出血みたいに青っぽく変色していました。

さらに翌日には青かったところが日焼けの様に茶色くなってきました。500円玉くらいの大きさです。

痛くもかゆくもないけど、ハリガネムシとかだったらどうしよう(TT)。

川面を見つめる男

時間とともに日陰がどんどん狭くなります。1時間余り経って、川原が日向だらけになったところで出発です。

続・ダウンリバーレポート

13:05、午後の部スタート。

なんか今日は微妙に釣り師が多い気がします。

普段見かけないブリヂストン奥多摩園の辺りにもいらっしゃいました。

それと前回のレポートに書いた好文橋の下のゴミ、綺麗になくなっていました。

SNSで流れて来たけど、リバークリーンの活動で掃除して下さったようです。

ジブンもたまにはなにか持ち帰らないとと思いました。

ブリヂストン奥多摩園のあたり

神代橋の手前

神代橋の先

神代橋の先

神代橋の先

神代橋の先

神代橋の下流、水位が低いのにOさんKさんは右岸寄りのコースをチョイス。

例のあの障害物の近くでOさんスタック。なんか離脱するのに難航してました。

神代橋の先の先

神代橋の先の先

和田橋

和田橋の先

日向和田ポンプ場の先

日向和田ポンプ場の先

今回、カヌーやラフトは少なかったけど、川で遊ぶ人はそれなりにいました。

釜の淵はそうでもなかったけど、鮎美橋のところは結構たくさんの人。

その他、日向和田ポンプ場のところとか、マイナーなところに地元の高校生とかが遊んでたんですが、これは原風景感があっていいですよね。

風景的に、メジャーな場所の大人メインのバーベキューの人たちは絵にならないけど、マイナーエリアの中高生はいかにも夏の風景に思えるのはなんでだろう。

「オッサンなに勝手に写真撮っとるねん?!」とか絡まれたら怖いので、カメラ向けなかったけど。

鮎美橋のあたり

調布橋

調布橋の下流

調布橋の下流

調布橋の下流

河辺の手前

ゴール、河辺市民球戯場

調布橋の下流などは、逆光でいい感じ。ちょっと遅い時間というのもあるけど、だんだん日が短くというか低くなってきているんですよね。

7月初めの青梅の日の入りは19:03、この日は18:45。

それにしてもこの日は釣り師が多かった。

ラストの友田レクレーション広場~河辺の間も結構竿が出ていました。


15:00、河辺の市民球戯場にゴール。

陸に上がって、地上はこんなにも暑かったのか?!と気づきます。やっぱり川は涼しい。

たまには大人数で下るのもいいですね。(4人だけど)

釣師の状況

この日は多かったです。

12人~15人くらいはいらっしたのではないでしょうか?(たぶん)

普段見かけない、ブリヂストン奥多摩園の辺りでも見かけましたし、河辺の手前も結構いらっしゃいました。

釜の淵までが8人前後、釜の淵~河辺が、6人くらい。

みなさん紳士的で怒られたりすることはなかったのと、こちらも大勢なのでストレスはなかったですけど、結構あちこち緊張しながら航行しました。

漕いだ、その後、

無事に帰って、一杯やるまでがダウンリバー。

もう体がホカホカですからね、なにか冷たいものはないかなという事で、大根おろし(プレーン)。そして1杯目はハートランドビール。

五臓六腑に染み渡るとはまさにこの事。

今日もいい川下りだった。

最高の一日を、縁台でコンプリートしたのでありました。

珠玉の川下り期間も残りわずかになって来ました。

大根おろしとハートランドビール

Data

河川 :多摩川
コース:御岳・杣の小橋 → 河辺・市民球技場 ( 15.4km )
用艇:NRS Bandit1
メンバー:自作艇のTさん、Oさん、Kさん
天気:晴れ。猛暑。
釣師:12~15人くらい。結構いらっしゃいました。
水位:低め
 水分水質データベースによると調布橋水位は、-2.83 ~ -2.81。
 ※調布橋水位は、2019年の台風19号以降、以前よりも水位が低めに出ています。
 40~50cmくらいプラスしてお考え下さい。

水質:普通よりイマイチ。泡も時折り目に付く。まあ夏だとこんなもんか。
水温:19.5℃(10:35、御岳橋下右岸)、21.5℃(12:26、おくたま路のヘアピンを曲がった右岸のわんど内)
気温(青梅):気象庁によると青梅の最高気温:38.2℃。

スタート地点駐車場:御岳苑地駐車場(有料)
ゴ ー ル地点駐車場:河辺・市民球技場
タクシー:-
電車:-
バス:-

昼食:おにぎりとコーヒー、頂き物のチキンバーとお菓子
服装:化繊の短パン、化繊のTシャツ2枚。パドジャケ携行。

旅程。2025.08.04
8:02 出発
8:49 河辺グラウンド着
9:40 御岳苑地駐車場着
-:-- スタート地点着
 10:24 ( 0:00 -  0.0Km) スタート(杣の小橋)
 三つ岩スカウティング
 --:-- ( -:-- - 0.5Km) 御岳橋
 --:-- ( -:-- - 0.6Km) 御岳小橋
 10:55 ( 0:31 - 1.4Km) 鵜の瀬橋
 11:05 ( 0:41 - 1.9Km) 楓橋
 11:23 ( 0:59 - 3.1Km) 軍畑大橋
 11:30 ( 1:06 - 3.8km) 喜久松苑
 11:38 ( 1:14 - 4.5Km) 奥多摩橋
 11:43 ( 1:19 - 4.9km) テニスコート
 昼食 おくたま路のヘアピンカーブを曲がった先の右岸でランチ( 1時間15分くらい 11:50 - 13:05 )
 13:10 ( 2:46 - 5.7Km) 好文橋
 13:22 ( 2:58 - 6.9Km) 神代橋
 13:35 ( 3:11 - 7.9Km) 和田橋
 14:03 ( 3:39 - 10.2Km) 万年橋
 14:10 ( 3:46 - 11.0Km) 柳淵橋
 14:15 ( 3:51 - 11.5Km) 鮎美橋
 14:26 ( 4:02 - 12.5Km) 調布橋
 14:37 ( 4:13 - 13.3Km) 下奥多摩橋
 15:00 ( 4:36 - 15.4Km) 河辺グラウンド
--:--頃 河辺グラウンド発
--:--頃 御岳苑地駐車場にて解散


※距離はキョリ測にて測定しました。時間は写真のタイムスタンプなどから適当に調整。
★2020年度より、距離を修正しました。



2025.08.07 作成
修正履歴:

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