2025.07.29(Tue)
御岳・杣の小橋 → 釜の淵・柳淵橋
調布橋水位:-2.78~-2.76
最高気温: 38.0℃
※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40~50cm低い値を示します。
この日の2日後に、同じ区間を漕いだので、とっととこっちをアップしないと、もうどっちがどっちなんだか分からなくなってしまいます。
本当は、月曜に漕ぐつもりだったんです。行く気満々で6時前に起きて天気予報の最終確認。
〇:tenki.jp・・・青梅奥多摩共にヨシ。
〇:ウェザーニューズ・・・青梅奥多摩共にヨシ。
△:Yahoo天気・・・青梅奥多摩共にイマイチ(太陽と雲が重なったマーク)。
「またYahoo天気の弱気予報かー」と思ったんですが、考えてみれば陰キャのそしりを受ける事を厭わず、「晴れ」を「一級品の晴れ」「微妙な晴れ」「イマイチな晴れ」の3段階に分類している訳で、これはもしかしたら予報サイトの鑑なのかも知れません。
安易に陰キャ呼ばわりせず耳を傾けるべきではないのか?
それに、Yahoo天気の予報も、この日の予報に関しては、晴れの基準を他の2社と合わせれば、オール晴れになる訳で「弱気予報」ではありません。
一方、翌日の火曜は、MAGIの三賢人がそろって非の打ち所のない予報を出しています。
急遽予定を変更して、Yahoo天気(ウェザーマップ)に賭ける事に致しました。
結果、月曜は結構雲多め。これで翌日がピーカンならYahoo様様です。
そして火曜、朝からもう非の打ち所のない別格本山な空模様。
雲はほとんどなし。
ウェザーマップさんありがとう!いつも「陰キャ」とか「弱気」とか言ってすみません。これからもよろしくお願いします。
5km程度離れた中距離の山には、うっすら紺色のフィルターが掛かっている様に見えます。
これこれこれ、この感じ。
これぞ正真正銘の猛暑日。どこへ出しても恥ずかしくない猛暑日です。
7時前に家を出て、7:40釜の淵公園大柳駐車場着。
8:03のバスを狙っていたのですが早く着きました。
これは7:52のバスに乗れるかもしれない。
そしたら、8:03の奥多摩行に乗れる。
なんとか頑張って、1分遅れでバス停に到着。
大丈夫、この辺のバスは2・3分遅れる筈。
実際、バスは遅れてやって来ました。
しかし、遅れ過ぎ。
乗客の先頭3分の1でバスを降り、ダッシュすれば間に合うレベル。
大荷物で最後に下車のワタクシは、結局いつもの8:37の奥多摩行。
8:57、御嶽駅着。
御嶽に着いたらまずは御岳橋へ。
三つ岩を肉眼で確認。
うーん。
見た感じいつもと変わらない様に見えるけど、この時点の調布橋水位は-2.77。
久々の低水位。千載一遇のチャンスかもしれません。
眼下の景色に、艇に見立てた人さし指を重ねてルートをなぞり、何度もシミュレーション。
右からの方がいいような気もしましたが、ここは実績のある左と決めます。
9:22スタート地点着。
なんか、ラフトとか、リバーボードとか賑やかです。
ナツナツしてていい感じ。
朝からホッカホカ。艇に空気を入れる途中で川に入って身体を冷やします。
あぁ、パーフェクトな猛暑日。
天気は快晴。
ほぼ雲はゼロ。時折り小さいのが湧きますが、常時空の面積の5%未満。
9:56スタート。
そして三つ岩へ。
作戦としては、岩寄りだと右パドルが使えないから、左岸よりのポジションから勢いをつけて一気に突入です。
しかし、思いっきりタイミングが遅すぎました。
ダッメダメで悔しい。
悔し過ぎて、大岩を過ぎた先で、左岸に艇を寄せます。
やはり左岸寄りで、もっと手前から突入するようにして突入角度を浅くすれば行けるのではないか?!
しかし、失敗したからってもう一回やっていいのか?それって反則ではないのか?
楽しいならともかく、悔しいからって、それじゃあ部活じゃないか。
とはいえ、時間はたっぷりあるし、ここで成功したら気分も上々の川下りです。
なんか行けそう感が盛り上がって、take2へ。艇を担いで、岩から落ちそうになりつつ何とか遊歩道へ。
間近でガン見すると、右コースの方が行けそうな気がしてきます。
いやいや、一意専心、ここは左から行きましょう。
御岳橋をくぐって、「スタートの瀬」のところで川に降りて、空気を入れ増しします。
スタート地点で水を掛けた上で入れ増ししたけど足りなかった様です。
そうか、さっきは空気圧不足でダメだったのかも知れない。
もうパンパンにします。
移動と空気入れるので約20分掛かりました。Take2スタート。
Take1同様、左岸よりから入って、かなり手前からぶつけるくらいのつもりで左スイープ。
水位は-2.77のはず。
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ。
しかし、Take2も失敗に終わりました。
エディラインを超えた時には相当流されて、鬼漕ぎでガンバッタケド無情にも流されて行ったのでした。
やはり、右パドルが使えなくても岩ベタで行った方がいいのかも知れない。
エディキャッチ、YouTubeでも見て勉強するかな、、、いやいやメンドイ。
成功したらガッツポーズでルンルンのダウンリバーだったのですが、暫く失意のダウンリバーです。
Take1
Take2
Take2までやったのに失敗で、あーあって感じだったんですが、ギッランギッランの太陽のせいで、気分は直ぐにハイテンションに。
ホワイトウォータの白い波頭が眩しくて嬉しい。
そして平日とは言え、ラフトもそれなりにたくさんいます。
あちこちでラフトが岸に艇を寄せて、ゲストが飛び込みしたり、川を流されたり。
ミソギの下流、ここでも飛び込みの儀式。
奥多摩橋の手前では、ゲストがラフトを降りて、ドンブラコって流されていきます。ちょっとこれは楽しいかも。
三つ岩でのTake2があったので、いつもよりは遅かったのですが、ランチは結局いつもの和田橋の先の右岸。
候補地としては、
(1)テニスコートの先を曲がった右岸
→時間的にまだちょっと早い。
(2)おくたま路のヘアピンカーブの先の右岸
→こないだ行ったばっかしだし、時間的にまだちょっと早い。
(3)好文橋の手前の右岸
→草の版図拡大でもはやめっちゃ狭い。
(4)ブリヂストン奥多摩園の対岸
→草の版図拡大でもはやめっちゃ狭い。
(5)神代橋の少し上流の右岸
→悪くないけど、砂地化が進んでて、ちょっと色々砂が入ると嫌。
結局和田橋の先になってしまいます。
到着は11:47。これなら常識的なランチタイムです。
普段は100メートル近くある川岸の一番下流側に上陸しているのですが、今回は一番手前に上陸してみます。
せめてちょっと趣向を変えてみようというのもありますが、ここは石ころが小さいのです。
玉砂利程度の大きさで、そのまま寝転がっても気持ちいいレベル。
その代わりと言っては何ですが、和田橋が正面にドーンとあって、こちらは橋の上から丸見えです。
それと、対岸にちょっとした川原があって、たまにバーベキューしたり遊んでる人がいるのです。
出来れば、浮世から隔絶していたいのでこれまで選択肢に入っていませんでした。
やることはいつもと変わりません。
お湯を沸かしてコーヒーを淹れて、おにぎりを食べて、あとは、寝転がって時々川に浸かりに入ります。
前回前々回と違うのは、灼熱の太陽のせいで、川原の石がホカホカを通り越して、不用意に触ると火傷しそうに熱い。
事前に川に浸かってウェアを濡らしておかないと、お尻が熱くて座れないレベル。
寝転がって目を閉じると、上流と下流の2方向から瀬音が聞こえます。
あとは、ミンミンゼミと単調になく普通の蝉。たぶんアブラゼミ。
それから鳥の声が何種類か。
そして、たまに「防災青梅」の放送。
「熱中症に気を付けよう」かと思ったら「詐欺の電話が掛かってきているから気を付けよう」だった。
この日、通過して行ったのは2艇。
まずはラフトが1艇。
挨拶してどこまで行くのか訊いてみたら、たぶんネパール人のクルーのお兄ちゃんは「場所の名前知らない」との事だった。
「えーっ、なにかエマージェンシーな事があったら消防にどう説明するんだろう?」と思ったけど、たぶん会社経由で連絡するんでしょうか。
それからしばらくして、寝転がっていたら『やまかわさーん』という声。
黄色のダッキーでピンクのライジャケ。なんと、先日お会いした方です。これで3回目。
まあ川は1次元ですから、2時間もとどまっていたら、遭遇するのは当然なのですが、それにしても遭い過ぎ。もしかしてあの方は異常川人間なのだろうか?
ゴールして、片付けていた時、川遊びの方が「さっきもカヌーの人がやって来て、もう一回行くんだーって言って、バスが来るからって慌てて行ってたよ。」との事。
やはり異常川人間に違いない。
あなたが気づいていないだけで、あなたの身近なところにも異常川人間はいるかも知れません。
結局、この場所には2時間15分いました。
とにかく太陽ギランギランなので、しょっちゅう川に浸かりに行きます。
このところちょっと水質が平均以下で、場所によって小さな白い泡が断続的に目に付きます。
なるべく見ない様にします。
こんな猛暑日は滅多にない。まだまだいられそうだったんですが、この場所は、時間とともに日影が拡大する場所だったのです。
せっかくのスーパー猛暑日なのに日影だと詰らない。
場所を変えるのもちょっと面倒だし、2時間以上いたからもういいかって、出発することにしました。
14:02出発、そこから30分余り漕いで、14:35、釜の淵にゴール。
4時間39分、休憩とTake2を除くと2時間5分のダウンリバーでした。
いやーーー、最高に気持ちヨカッター。
たぶん、4人くらい(思いっきりたぶん)。
ストレスになるようなケースはなし。
2025.08.02 作成
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