2025.07.25(Fri)
御岳・杣の小橋 → 釜の淵・柳淵橋
調布橋水位:-2.74~-2.72
最高気温: 36.9℃
※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40~50cm低い値を示します。
まあ、ずーっといつもの多摩川の、いつも同じコースのレポートですからね、資料性とか、有益な情報的なものはありません。もはや日記ブログと化しています。
ちょっとなかなか上物の天気予報が出ていると聞いたものですから、7月最後の金曜日、万障お繰り合わせして多摩川に行って参りました。
これで7月の川下りは4回目。やっとだいぶ追いついて来ました。
せっかく猛暑日の予報が出ているのに行かないのはもったいないですからね。
実はこの日は夜に東京で打ち合わせの予定が入っていました。
東京というか、都下なので東京というより東京都ですかね。
18:30には西東京市に行かないといけません。
でも、いつものように8:37青梅発の電車に乗れば、10時前にスタート。
正味2時間+シエスタ2時間としてゴールは14時。
30分で片付けて帰宅は15時半。ウェアを洗濯してシャワーを浴びて、1時間以上昼寝できると算段を付けます。
ヨシ。
天気はめっちゃいいのですが、雲はないけど空は真っ青という訳ではありません。
クリア感なし。視程もいまいち。
インディゴライトネイビーホワイトの透過度0.15のフィルターを掛けたような感じと言えば雰囲気伝わるでしょうか。
これは猛暑日特有の現象です。
空だけでなく、遠くの山々にもそのフィルターが掛かっています。
あぁぁ、この猛暑日の感じサイコー。
そわそわしながら7時前に家を出て、7:38に釜の淵公園大柳駐車場着。
ワタクシの仕事っぷりはえてしてそうなんですが、早く着き過ぎた場合のバスと電車の時間は把握していません。まあ手元のスマホで検索すれば直ぐとは言えますが微妙にメンドイ。
荷物を背負ってバス通りに出る直前、バスが目の前を通り過ぎていきました。
トイレに行かなければ間に合ってた。
そうなると次のバスは8時3分。
えー歩くのか。マジか。
しかし我が肉体はバス停を離れることを望まなかったのです。
178円で至福のひと時を買う事にしましょう。あぁ、「いつかは富士山」は夢のまた夢。
青梅駅に着くと、2番ホームでまったり、奥多摩行の入線を待ちます。
ほどなくすると電車はやって来て左右共にドア全開。と思ったら、乗車側は一つ飛ばしに閉まっていました。
例によって『閉まる』ボタンを押して回っていると、小学生低学年くらいの男の子が一人、ワタシの仕事を引き取って車内中のドアを悉く締めてくれました。
戻って来た男の子に、ありがとうと言って親指を立てると、胡散臭そうな顔をして去って行きました。orz
車内は全員が座れて空席はほとんどないという感じ。
運転席から前方を見ていると、線路に草が生えている区間と生えてない区間があります。
なんか断然、草が生えている方が雰囲気がありますね。
二俣尾の辺りがいい感じでした。
8:57御嶽着。
いつも通り、御岳橋の上で三つ岩をガン見しつつ長考です。
この日の朝の調布橋水位は-2.73。
やはり右からは難しそう。
向きを変えてエディの端っこに入れたとしても、押し流されるの不可避です。
一方、左からなら何とかなるかもしれません。
心を無にして水面を見ていると、ぼんやりとルートのイメージが浮かび上がってきました。
「見える」
スタート地点着は9:17。
遊歩道を歩いている時からラフトが流れて来ましたし、杣の小橋ではちびっ子たちと保護者を載せたラフトが3艘準備中。
対岸には、斜面に沢山のラフトが積まれています。
夏って感じです。
土日はさぞ夏夏していることでしょう。ちょっと羨ましい。行けばいいだけですが。。。
スタートは9:49。
水温は19℃。
三つ岩の手前ではリジッドが4艇、最終確認でたむろ中。
追い越しても良かったのですが、少し手前のエディで待機。
暫くすると、リジッドが1艇また1艇とスタートしていきます。
最後の1艇の姿が消えて、数秒後に三つ岩の先に現れたのを見届けて、こちらもスタートします。
事前にヘルメットを脱いで、ビデオのスイッチオン。録画時間がカウントアップされていくのを肉眼で確認。
左岸コースで一つ目に接近。
岩が終わる直前に全力左スウィープ。
コンマ2秒遅かった。岩陰には入れたと思ったのですが、どんどん流されます。鬼漕ぎしますが流れに持ちこたえられません。
「奴らにはこのパドルでは勝てない」
10年以上前に大宮の「ぱどる」で買った、たしか7200円のパドルでは三つ岩を流れる調布橋-2.73の水流に抗うことは出来ませんでした。
三つ岩の一つ目は本当に難しい。
その後は、玉堂を経てタテチンへ。何気に最近ここは少し難しい。
それにしても、太陽ギッラギラ、調布橋-2.73は最高に気持ちいい。
腕と脚に時折り水を掛けながら下っていきます。
楓橋下流のクランクの瀬を過ぎたところ、普段は左岸寄りを進むのですが、なにやら右岸沿いにも水路があるのを発見。
進入してみます。
ちょっとだけ新鮮です。あっという間に水路は終わってミソギの手前で本流に合流。
その後、ミソギを過ぎてしばらく漕いだ後、左岸に木が張り出していて、いつも下をくぐるのですが、この日は、なにやら細い水路を見つけて進入してみます。
まあ、どうという事はありませんが、蜘蛛の巣に突っ込んで蜘蛛を連れてきてしまいました。申し訳ない。
それはそうと、その水路に入る前、張り出した木の下の湾になったところに入ると、なにやら細長いものが目に留まりました。
おおっ、たぶんヤマカガシ。
というか、アオダイショウとシマヘビとヤマカガシとマムシしか見たとこありません。
ヤマカガシにしてはちょっと白っぽいから、ヒバカリとかかも知れないけど、ヤマカガシはバリエーションが豊富だから何とも言えません。
ヤマカガシは、子供のころの図鑑には無毒って書いてあったけど、その後毒が確認され、毒の強さとしてはハブやマムシを超える猛毒の持ち主で、死亡例もあります。
ただ、おとなしいのと、毒牙が奥にあるので咬傷事故は起こりにくい。
なんか今年は早くも蛇に合うの2回目です。
これは縁起がいいという事なのだろうかと考えながら先へ進みます。
でも、正直なところ蛇は苦手です。
蛇って頭で考えて怖いのではなく、ドキッとする様DNAに織り込まれているらしいですね。
さて、平日とは言え夏休みに入りましたから、それなりに混んでいるかと思ったんですが、川も川原も結構空いています。
そういえば、早い時間だったとはいえ、釜の淵の駐車場も3台のみ。
たまには違うところでランチにしようかなとも思うのですが、いつものところより上流だと時間的に早すぎだし、いつものところより下流だと、ダウンリバーのクライマックスをあまりに後ろに持っていくのも寂しいし、結局いつもの、和田橋下流の右岸でランチ。
今回も神代橋下流の障害物は、右側を通ってみました。なにやら3枚目に鉄の枠が見えます。致命的な鉄筋は除去済みですから大事にはなりにくいと思いますが、気を付けるに越したことはないでしょう。
11:10。和田橋下流右岸の、いつものランチスポットに到着。
8:37の奥多摩行に乗ったらもうここ一択です。
それに、雷鳴も雷雲もありませんが、西の空には積乱雲。なるべく東へ行っとこうという気持ちもあります。
この場所まで引っ張っても、ランチにはまだちょっと早い。
今回は先客がいました。
中年のご夫婦らしき方。
ここの川原は結構広くて、草に覆われていない滞在可能な河岸の長さがたぶん100メートル近くあります。
先客は上流側の端に涼んでおられて、こちらはいつもの下流側の端。下流側の方がより奥まった感があるのです。
上流に目をやると銀のロールマットが奥まった湾の様になったところに浮いています。
先客さんが置いたままにしてるんだろうかと思いましたがそれにしては50メートル以上離れています。
気になって近づいてみると、近くに水筒やら、リュックなどもあります。
えーっまさか、川遊びの人が流されて荷物だけ残されているのか?
マジか?!
一瞬、ヤバイ事案だったらどうしようというのが頭をよぎります。
先客さんまで50メートル以上あるのですが、確認に行きました。
買った時はそうでもなかったけど、今は超薄底になった川靴なので、石ころが大きいと足の裏が痛い。
難儀しながら上流に行って確認すると、先客さんたちの物だと確認取れました。
ホッとして、足裏マッサージしながらジブンの陣地に戻ります。
仮に持ち主不明だったらどうすればいいんだろう?
話を戻します。上陸すると、まず艇の空気をそこそこ抜きます。
猛暑日の場合は割と大胆に抜きます。触って凹む程度だと直射日光で直ぐにパンパンです。
少し離れたところに日影の場所があるのですが、そちらに置くと、川から見えるのは『炎天下オッサンが寝転がっているだけの図』になってしまいます。
そうなると、たまに通過するカヌーの人から挨拶されることはありません。
なので、艇を川辺において、「こちらは怪しいものではありません。カヌーやってますよ~」という事をシグナルする必要があるのです。
そうすると皆さんフレンドリーに挨拶してくれます。
さて、この日もいつものようにシングルバーナーでお湯を沸かして、コーヒーを淹れて、コンビニで買ったオニギリを頬張ります。
食べ終わると川に入って、身体を冷やして石ころの上に寝転がって寛ぎのひと時。
今日は結構猛暑日レベルが高くて、川原の石ころは触ると火傷しそうな程度には熱い。
上半身とかお尻の辺りまでは、水を含んだ状態のウェアで石ころと接するので問題はないのですが、手足は無防備です。
足は、両脚分の水滴を足1本の幅に集約して落としたうえで、片足のみ地面に伸ばしてもう片方の脚は、地面に伸ばした脚の上に載せるか、或いは膝を立ててルートの記号をひっくり返したような感じにします。
腕の方も石ころの上に伸ばすのは難しく、腹の上に置くか、枕代わりのライフジャケットと頭の間で、ノーワインドアップの様に手を組んだ格好になります。
歩くと足裏が痛くなるくらいの石ころですから、背中や腰が痛くて微調整がこれまた難しい。
ようやくいい塩梅になると、眼を閉じて耳を澄まします。
100メートルほど下流にある日向和田ポンプ場の前の瀬音と、訊いたことあるけどヒヨドリ以外は名前を知らない鳥の声と、ミンミンゼミと、普通の単調になくタイプの蝉の声。
いいですねえ。
そしてこの日は、太陽光線の圧が違います。
エネルギーをたっぷり含んだ光子が肌を押す感覚。
質量はないけどエネルギーを持つ光子の性質を実感できます。
何度も川に入り、オニオンスープを飲んで、コーヒーをお替りして。
ああ、猛暑日最高。
この日は、寛いでいる間に、3組が目の前を通過して行きました。
まずは、SUPが2艘、次いでラフトとサポート艇、最後は派手なライフジャケットを着た黄色のダッキー。
「こないだはどうも」って、先週お会いして御岳までお送りした方でした。
おぉぉ、通り過ぎて行ったのは12:19、たぶん今日も2周されるのだろうか?
すごーす。
午後の部のスタートは13:07。
まだまだ居いところですが、今日は夜に西東京市で打ち合わせです。
そろそろ船を出すことにいたしましょう。
とは言っても、約2時間のシエスタタイム。
太陽は以前としてギッラギラ。
その一方で、西の空には積乱雲がもくもくしています。
そうなんですよね。
この時期はなるべく東側でランチにした方がいいかも知れません。
なんか波頭が白く輝くのがいいですよね。
この日はアキアカネも姿を見せず、かなり夏。
後半の部がスタートして24分でゴール。
いやー、暑くて熱くて、太陽ギランギランで最高に気持ちヨカッター。
川の神様と多摩川の神様にお礼を言って、釜の淵を後にしました。
ゴールは13:31、柳淵橋。
なんかいろいろ注意・禁止の立札が凄いことになっていました。
柳淵橋より下流側左岸の川原には以前からロープが張られ、立札が林立していましたがさらに数を増やしているとともに、橋の上流側にも立札が増殖していました。
新たに発見したのが遊泳の危険を知らせる立札。
これが多数、水際に、陸の方を向いて多数設置されています。
このタイプ以外は、遊ぶ人の為ではなく、近隣住民の為の物。
どんだけ迷惑行為してるんだろう。
しかし、この立札たちはどれくらい効果があるのだろうか。
個人的意見としては、昔自然にそうなっていたけど、左岸の擁壁と川原の間に2メートル位の水路を掘ればいいのではなかろうか?
そうすれば、今の川原は中州になって、濡れるの覚悟ならいけるけど、色々濡れたら困る物を持ち込むのは難しくなって、元かんぽの宿の対岸に誘導できると思うのです。
せっかく作っても、増水したら直ぐ埋まってしまうかもしれないけど。。。
でも、考えたら、元かんぽの宿の対岸には結構人がいるけど、橋の近辺にはだいたい1組か2組しか見かけないから、あの膨大な立札群はもしかしたら役にたっているのかも知れない。
駐車場も下流側が閉鎖されて久しいし、なにかいい解決方法があるといいのですが。
有料にしてしまうのがやはり手っ取り早いのだろうか?
家族ずれなどの非ガチ系を除くと、5人くらい(たぶん)。
ストレスになるようなケースはなし。
2025.07.27 作成
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