2025.07.18(Fri)
御岳・杣の小橋 → 釜の淵・柳淵橋
調布橋水位:-2.77~-2.75
最高気温: 32.5℃
※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40~50cm低い値を示します。
いよいよ7月も後半。夏が過ぎるの早過ぎです。まさに『夏は一瞬、冬は永遠』。夏短すぎ。
早くも学校が夏休みに入るというのに、今月はまだ1回しか漕げていません。
かなりヤバス。
いそいそと7時頃に家を出て、8時前に釜の淵公園大柳駐車場着。
8時3分のバスに乗れなかったら、今日は歩くしかないなと覚悟していたのですが、8時3分ちょい過ぎくらいに大柳バス停に到着。
時間は過ぎているけど、たぶんまだバスは来てないはず。
こうなってしまうと、乗らざるを得ません。
予想通りバスは少し遅れてやって来ました。
今回も背徳感ゼロでバスに乗り込みます。
ああ、バス最高!ラク過ぎ。バス偉い!
178円でこんなにラクが出来るとは。
もう降りるとき運転手さんに心からお礼言いました。
青梅駅のホームに付いたのは8:17。暫くすると回送電車と入れ替わりで、奥多摩行が入線します。一番乗りで乗車。
2番線側はもちろんの事、3番線側も全てのドアが全開なので、変な人と思われない範囲で片っ端から「しまる」ボタンを押していきます。
なんかプチプチをやってるみたいで、おまけに電力も節約できて気持ちいい。
ホーム端のトイレに行った流れで、乗り込んだのは先頭車両。
荷物はいつも運転席の後ろの非常ばしごのケースの前に置くんですが、もしかしたら、これはいけないんだろうか。
座席は、荷物に一番近いところに座っていたんですが、暫くすると二十歳前くらいのアベックが隣にやって来て、もうイチャイチャしまくりまくりで、耐えかねて脱出。
厳密にはイチャイチャというより、思いっきり触れ合いまくってはいるけど、別にキスするとかではなくて、公共の場にしてはお行儀が悪いというレベル感。
席を移るのは感じが悪いので、ここはひとつ鉄ちゃんに成りすまして運転席の後ろに陣取って前方の景色を見ておりました。
なんか宮ノ平から少し行ったところ(たぶん)の景色が良かった。
線路は、草が生えていると味わいがあっていいですね。
8:57御嶽着。
いつものように御岳橋の上から三つ岩をガン見。
調布橋水位は-2.75。
右から行くべきか、それとも左から行って『複数回成功した』という実績を積み上げるべきか。
いやいや、とにかく成功率の高そうな方にしよう。
橋の上には先客がいて、リバーボードを抱えた二人連れがやはり三つ岩を見ながら検討会議を開いていましたが、算段が付いたのか暫くして去っていきました。
こちらはなおもガン見。
なんか成功しそうな気があまりしないのですが、心を無にして水の流れを見ていると、左コースに進むべき道筋がうっすらと浮かび上がって来ました。
『見える!』という事で、杣の小橋に移動。
予断ですが、昔は、ソロの時も御岳橋を渡って、吉野街道を歩いて、御岳苑地駐車場の横の坂を下りてスタート地点に行ってたんですよね。
なんか何年もの間、ずいぶん無駄に歩いていました。今は御岳橋の下流側の袂から遊歩道に降りています。
スタート地点到着は9:15。
この日は、リバーボードのガイドツアーが数人、対岸からはラフトとサポートのダッキーが1艇ずつ。
リバーボードの方にお話を聞いたり、ボードを見せていただいたりしたんですが、ボードは凄く軽かった。それよりもびっくりしたのは、下は厚手っぽいウェットですが、上半身は割と普通の恰好。
上半身は水に浸かっている訳ではないので大丈夫らしい。
しかし、厚手のウェット履いているとはいえ、なんかお腹がぎゅるぎゅるしそう。ゲーリー・クーパー不可避。そうでもないのだろうか?
ラフトのゲストは外国人のご家族、リバーボードのゲストにも外国の方がいて、ラフトのスタッフはたぶんネパールの方。なかなか御岳は国際色豊かです。
暫くすると、ソロのパックラフトの方もやって来ました。
混んでるのは嫌だけど、川下りの人が全然いないのもなんか寂しい。
この日は程よくいて良かった。
スタートは9:49。
水温は18℃。
水位水量はちょうどいい感じ。もう少し高くてもいいけど。
消防の瀬を経て三つ岩へ。
ヘルメットを一度脱いで、ビデオのスイッチオンを肉眼で確認。
左コースから進入します。
果たしで御岳橋の上で見えたのはデジャブだったのか。しかし.....。
またしても「奴らにはこの船では勝てない」
頑張って、がんばって、ガンバッタけど、無情にも一つ目をゲットできず。寄り切りで三つ岩の勝ち。
えいって、奥まで突っ込めなかったのが敗因か。
この日の水位は調布橋-2.75。前々回成功した時は-2.83。その差の8cmは、たかが8cmだけどされど8cmだった。やはり-2.80を超えて来ると難しい。
粘りながら流されたので、2つ目のアタックポイントを確保できず、失意で三つ岩を後にしたのでした。
天気の方は、快晴ではないけどまあまあいい感じ。
でも予報通り、猛暑日感はありません。
タテチンでは直前でリバーボードが現れて、回避途中に岩に接触してあわやとなりましたが匠の技でクリア。
その後もいい感じの水量で気持ちよく進みます。ミソギでは少しサーフィン。
そして、ちょうど軍畑大橋の少し手前を漕いでいる時でした。
艇の前方の水面をなにやらニョロニョロしたものが横切ります。
おおっ!アオダイショウ!
結構流れが速いのに巧みに渡っていきます。フェリーグライドの名人。
川下り中に渡河している蛇を見るのはこれで2回目。
前回は20年くらい前に、鵜ノ瀬橋の辺りでやはりアオダイショウだったような。
アオダイショウはでかいですね。1メートル半はある感じです。
ちょっとどこへどうやって行くのか見てみたくなったので、右岸に艇を寄せて上陸して観察します。
アオダイショウは右岸の浅瀬(水深は数センチ)に到達して、更に上流に行こうとしているのですが、流れが早くて進めません。石ころに体を引っかけて、流れに耐えつつ上流を目指しますがなかなかうまく行きません。
なんか頑張って魚道を登ろうとする鮎を見ている様で、気が付いたら応援してました。
いろいろ頑張っているもののなかなか進めないアオダイショウ。
暫くすると、周囲の状況を把握したのか、少し向きを変えて流れの緩い方にするすると進み始め、草むらに消えていきました。
私は、邪魔しないように少し離れて応援してましたけど、流れの緩い側にいたから、もしかしたら、私に気を遣って反対側に行こうとしたのかも知れません。
悪いことをしたかも。
写真と動画は撮ったけど、載せるのは地味なのだけにします。
この先、アオダイショウの写真が2枚あります。
アオダイショウをお見送りしたのでこちらも出発です。
喜久松苑は無人、テニスコートは外国人のご家族が数組水遊びしてましたが、混んでるレベルではありません。
天気の方ですが、スタートして暫くは、猛暑日とはいかないまでもなかなかいい感じだったのですが、次第に巻雲、巻層雲が青空を侵食して来ます。
太陽に日傘が掛かって、日光にパワーがありません。
空気も決して涼しい程ではないのですが、ホッカホカというレベルではない。
テンションが下がる訳ではありませんが、盛り上がるまで行きません。
なんかいつの間にか贅沢な人間になってしまいました。
翌日になって確認したら、この日の青梅の最高気温は32.5℃。
曲がりなりにも「晴れ」ですし、30℃以上あるのに文句を言ってはいけないですね。
とはいえ、一日中雲一つない青空で、午前から35℃を超えて、最高気温38.5℃みたいなのが好きなんですよね。
今年も3回くらいそういう日に当たればいいんですが。
好文橋は依然として工事中。それにしてもこんな足場、どうやって組むんだろう?
アオダイショウの応援と、前回よりは水位が低くやや進みが遅かったとはいえ、結局ランチはいつもの和田橋の先の右岸。11:24到着。
いつものように、バーナーでお湯を沸かしてコーヒーを淹れて、おにぎりを食べて、スープを飲んで、"寝転がって時折り川に浸かりに行く"のルーティーンです。
寝転がって目を閉じると、少し下流にあるポンプ場のところの瀬の音と、時折風が吹いて木の枝葉がサワサワいう音、それから何種類かの鳥とミンミン蝉の声。気持ち良すぎ。
いい感じに時間が過ぎて行きます。
ただ、一応、石ころは熱いですが、火傷しそうなほどの熱さではありません。
太陽光線も巻層雲に遮られているので、穏やかで光子の圧を感じるほどではありません。
この日は、寝転がっいていると、結構色々船が通り過ぎていきました。
まずはラフトとダッキーのツアー。ついでソロのパックラフト。さらにソロのダッキー。
通過する人から不審人物に思われない様に、私の艇は、たっぷり空気を減らした上で、川岸に置いてありました。
やはり、同好の士だとわかると皆さん安心なのか挨拶してくれます。
他の艇を見かけると少し嬉しい。
午後の部の出発は13:10。滞在は1時間46分でした。
太陽ギッラギラで石ころホッカホカならいくらでもいようと思うのですが、まあ「ほどほどの夏の一日」ですから、ほどほどに切り上げます。
空は、一応晴ですが、薄白い雲の面積が結構大きくなってきました。
ゴールは13:33。全行程3時間44分、休憩覗くと1時間50分のいい川旅でした。
釜の淵に入るところの右岸の竹。突っ込んだらヤッバース。
釜の淵の川原では、立札の設置作業が行われていました。
左岸側の川原の、柳淵橋から下流側には既にこれでもかというくらい立札が設置されていますが、さらに増量マシマシされる模様です。
この立札、お触れの掲示部分はただの板で、何も書かれていません。印刷されたものを後から張り付けていくスタイルの様です。
なかなかマナー・騒音問題が難しそう。いずれ川原が有料化されるのではなかろうか。それも仕方ないかなとは思うけど、少し大きめの台風が来たりすれば、一発で左岸べたに水路が復活して、川原が中州に変わってだいたいの問題は解決するのではなかろうかという気もします。
そうすればみんなもう少し上流で遊ぶしかないと思うんですよね。
さて、駐車場に上がってみると、シエスタ中に通過していったパックラフトさんと、ダッキーの方が撤収作業中。
お二人とも御岳に車を置いているとの事。
パックラフトさんはもう片付けが終わって出発しようというところだったのでそのままお見送り。
ダッキーさんは片付けの途中だったので、少し待って頂ければ駅までお送りしますよとお声がけ。
何と親切なワタシ。埼玉県民は親切なのです。
出発の段になって電車の時間を聞いてみたらずいぶん先だったので、これもなにかのご縁と、御岳までお送りすることに。
お話を伺っていると、なんと、この後もう一本行くとの事。
凄い。凄すぎる。
それにしても、ソロなのにスタート地点に車を置く方は結構多いんですね。
ご一緒した方は早く漕ぎたいからだとおっしゃっていましたが、私はゴール地点に車がないと不安なんですよね。
ゴールした後に一仕事待っているというのもプレッシャーだし。心から解放されないのです。
299で上流側から長瀞に行くようなケースなら、スタート地点に車を停める合理性がありますが、御岳の場合スタート地点に車を置くと、余分な1往復が生じます。
アクシデントで公共交通機関を利用し辛い状況になるかもしれないし。
でも、スタート地点に車を置くと、電動ポンプが使えるというのはかなり大きな魅力ではあります。
とはいえ、なんだかんだ、日曜にガッツリ遊べる系の人が、スタート地点に車を停められるのではなかろうか?
ジブンはサラリーマン時代、日曜に遊ぶのは苦手でした。完全にサザエさん症候群でしたし。
4人くらい(たぶん)。
放水口、消防の瀬の先、鵜瀬橋の辺り、あとどこかにいたような。
結局、準備中だったり、調整中だったり、竿が出ていたのは、放水口の方だけでした。
2025.07.21 作成
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