2022 12th
友人K長瀞に沈む

www.kaifugun-yamakawacho.net/

2022.08.11( Thu ) 荒川 皆野中裏 → 樋口 ( 8km )
晴れ(秩父 max 34.5℃) 水位:親鼻 1.46 ~ 1.47


index

  1. 川下りレポート
  2. データ

川下りレポート

結界


なんかアクションカムに続いて、デジカメも日時がおかしくなったというか、たぶん時計を維持するバッテリーが揮発したのか、撮った写真の撮影日が2019年8月1日になってて、ちょっとイラっとします。


それで、今年はいい調子で漕いでおります。

お盆前にしてシーズン12回目。

この日の相方は友人のK君。

去年からカヌーを始め、今年パックラフトを購入。

これまでは多摩川のみでしたが、川下り5回目にして長瀞初挑戦。

10時の時点で親鼻水位は1.46。

面白味はない水位ですが、長瀞デビューとしてはちょうどいい感じ。


集合/ゴールは樋口なのですが、スタートは未定。

まずは集合前に皆野中の裏側を偵察してみます。

朝、皆野中裏の看板


なんと!なにやら、結界が貼られているではありませんか!

これはちょっとダメかも知れない。

ビクビクしているとなんかパドラーらしき方を発見。

声を掛けてみると長瀞の常連さんの様で、結界を見たのは初めてだがいつもここからスタートしているとの事。さほど意にも介していない様子です。

ビビっていたのに俄然力が湧いてきました。

なかなか心強いと思っていたら、その後もパドラーと思しき方々が陸続と到着。

ヨシ。ここをスタート地点にしよう!

樋口へ向かいます。

朝 樋口の落込み


樋口では、K君にゴール付近のリスクを説明します。

・着岸目標は擁壁の後の滝のところ。

・絶対に落込みの『左コースの右側』には行ってはいけない。
 (上の写真の左側。微かに写っていますがログまで入っています。)

いざ、秩父鉄道に乗って上流へ。

このところ急速に近代化の波に洗われている秩父鉄道ですが、扇風機は健在でした。

秩父鉄道の扇風機

なんか自動改札機にビニールを掛けたままなところがですね、実に田舎な雰囲気を感じてしまいます。

新車のシートのビニールを取らずに走っているみたいと言うか・・・。

それとも、屋外の場合の標準的な装備なのか?

高度セキュリティシステム

秩父鉄道の自動改札

漂流!


皆野中裏に到着。

結界の外側に車がそこそこ止まっていますが、人の姿は水遊びの方が1組。ルアーかフライの方が一人。

鮎師さんの姿は見えず。

車の数の割りに人がいないという事は、パドラーの方が多いという事でしょうか?

安心して空気を入れておりますと水遊びのご家族連れが2組到着。

皆野中の裏


スタートは10:44。

まずは滑り台の瀬を突破してK君笑顔の滑り出しです。

その後親鼻橋に差し掛かるところで、遊船が最優先である事を説明します。

遊船こそ長瀞における水上交通カーストの最上位であり、リバーアクティビティヒエラルキーの頂点に君臨する存在であることを教えます。

まず、私が先頭で鉄橋をくぐって、ステミの瀬に突入します。やっぱりここは面白い。

振り返ると鉄橋を貨車がガタンゴトンと重そうな音を立てて通過します。

その下をK君が鉄橋下の瀬を突破してステミに突入。

その時、彼の天地が逆転しました。

親鼻鉄橋を行く貨物列車

沈の直後1

沈の直後2


ゼログラビティ!

その後は、流される流される。

K君+パドル、艇、シートに3分割されて流されて行きます。

まずはシートを回収、ついで艇。

パックラフトは中々確保しにくいです。

K君、ステミからセイゴの先まで流されて漸く左岸に漂着。

いきなりの長瀞の洗礼を受けたのでした。

足を岩にぶつけたらしく左足に切り傷、右足は打ち身。

思わぬしょっぱなからの長距離漂流の上に負傷もして、K君は元気を失います。


しかもこの後、最大のウェーブ「小滝の瀬」が待ち構えています。

中州に上陸して偵察したのち、複雑な表情のK君、「まあ行くしかないよね」と。

私、K君の順に突入します。

クリアした後、右岸に寄せて振り返ると、K君、途中の岩の反転流か何かに補足されて後ろ向きに。

またもや沈かと思われましたが後ろ向きのまま小滝をクリアー。

初長瀞で後ろ向きに小滝をクリアーするとは中々です。

小滝の瀬

小滝の瀬

なんとか小滝をクリアしたものの、気力体力を大きく消耗した上に、漂流時にペットボトルをロストしたK君。

遊船乗り場のあるところの端っこに上陸して、飲み物と漬物をゲット。

食べるの久しぶりですがうまい。

漬物

二股の瀬

二股の瀬

二股の瀬

その後、二股の瀬でも後ろ向きになっていたものの、大過なく無事にゴール。

ゴール地点にはパックラフトが2艇片付け中。

ついでSUPが到着。なかなか賑やかでありました。

最後に私だけ落込みにトライして川下り完了となりました。

ゴール前の瀬

ゴール前の瀬

ゴール地点より

樋口のゴール箇所

比較的安全なゴール地点

ゴール地点遠景

樋口は、左の写真のところにゴールするのが安全でしょう。

着いた後、艇を運ぶのに少し足元が悪いですが、何とかなります。

私は右写真の赤い艇のところにゴールしたのですが、ここだとミスすると落込みに流れて行ってしまうので、慣れてない人は左の方が良いでしょう。

樋口の落込み

楓庵の肉汁そば(大盛)

生とキャベツ

そして、漕いだ後は楓庵経由で帰宅後、生ビールという鉄壁な流れになりました。

それにしてもK君。ステミ-セイゴ間を流され、漬物を食べ、楓庵に行くという長瀞パーフェクトコース。

初長瀞にして、長瀞マイスターの称号を得たのでありました。



Data

■河川 :荒川
■コース:皆野中裏 → 樋口 ( 8.0km )
■用艇:NRS バンディット1
■メンバー:友人K君
■天気:猛暑
■釣師:いなかったと思います。
■水位:普通
 水分水質データベースによると親鼻水位は、1.46 - 1.47。
■水質:普通の長瀞。
■水温:24℃ ( 皆野裏の淀み 10:40 )
■気温(秩父):気象庁によると最高気温:34.5℃。

■スタート地点駐車場:-
■ゴ ー ル地点駐車場:樋口駅日貸駐車場。(530円)。
■タクシー:利用なし
■電車:樋口(9:45)⇒親鼻(310円)
■バス:利用なし

■昼食:楓庵
■服装:化繊の半ズボン + 化繊のTシャツ

■旅程。2022.08.11
  -:-- 出発。(下道)
  -:-- 樋口駅 着。
  9:45 樋口駅 発。
    (カッコ内は経過時間)
  10:44 (0:00 - 0.0Km) 皆野中
  --:-- (-:-- - 1.1Km) 親鼻橋
  --:-- (-:-- - 1.6Km) 親鼻橋鉄橋
  --:-- (-:-- - 1.9Km) 小滝の瀬
  --:-- (-:-- - 3.1km) 長瀞の遊船乗り場
  --:-- (-:-- - 4.4Km) 金石水管橋
  --:-- (-:-- - 5.2Km) 高砂橋
  --:-- (-:-- - 5.4Km) 遊船の終点
  12:49 (2:05 - 8.0Km) 樋口・ゴール。その後S字の瀬。

※距離はマピオンのキョリ測で測りました。


(2022.08.17 up)
修正履歴:
 2023.08.29 Dataのコースが、親鼻橋→樋口(6.9km)になっていた。正しくは皆野中裏→樋口(8.0km)

・IPアドレスの一部を表示します。