2020 13th 私は天才でも強運でもなかった話

2020.08.29( Sat )　多摩川　御岳・発電所 → 釜の淵公園・柳淵橋 ( 11km )
晴れ(青梅 max 36.2℃)　水位:調布橋 -2.77～-2.72　

※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40～45cm低い値を示します。

・この文は、8月の終わりに書きました。
・釜の淵公園の駐車場閉鎖は、9/1に解除されています。

そろそろ8月も終わりです。寂しい。

別にカレンダーが9月になるだけならいいのですが、週間天気予報には、さっそく曇りマークが並んでいます。

これは、行っておかねば！

それに、週末の混み具合がどんな感じか調査しておく必要もあるでしょう。

かくして、最後の猛暑日(?)を満喫すべく、8/29(土)に出発したのでありました。


この日は、家を出た時点で、ゴール地点を決めていませんでした。

河辺にしようかなとも思ったのですが、炎天下河辺駅まで歩くのを想像したら、ちょっと萎えます。

釜の淵公園の駐車場は依然閉鎖中。だったら、青梅市街のコインパーキングに停めるというのはどうだろう。 我ながらいいアイデアだ天才だと思えたのですが、1日最大880円という看板を見たら、これまた萎えてしまいました。

釜の淵の駐車場にしても、600～700円は掛かりますから、なんでこれをケチるのか。

テニスコートは、なんとなくあの喧騒がいやで、結局、喜久松苑へ向かいます。

軍畑園地駐車場に着いたのが、8時ちょうど。なんと、満車な上に、待っている車もいるではありませんか！！　恐るべし土曜！

この分だと、発電所の川原とかどれだけ混んでいるんだろうと、一気に萎えます。

とは言え、折角来たので、柚木苑地駐車場(軍畑大橋の通りと吉野街道の交差するところ。)へ向かうと、数台分空いていました。

軍畑大橋でゴールするのは、あまりに切ないですが、喜久松苑まで下ったとしても、柚木苑地駐車場までなら歩くのはそれほど苦ではありません。

という事で、艇を担いで軍畑駅へ向かいます。


今回は、写真てんこ盛りにしてみました。クリックするとスライダー画面になります。

さぞかし混んでいるだろうと思ったのですが、8:40の下り電車はあまり混んでいませんでした。

お盆の週の平日の方が断然混んでいます。

御岳苑地駐車場もそれほど混んでいないし、放水口の川原も、お盆の週の平日に比べたら空いています。


いよいよ、夏も終わりという事ですかね。

軍畑園地駐車場の混みはいったい何だったのでしょうか・・・?

スタートは、9:34。

本日は、距離が短いので、もったいないからだらだら漕ぎます。

それでも、あっという間に軍畑大橋が見えてきました。

そこで、はたと気が付きます。

「釜の淵まで下って、電車で戻ってくればいいのではなかろうか?!」

着替えは車に積んだままで持っていなかったのですが、ナイロンの短パンにドライ地のTシャツですから、艇を畳んでいるうちに半乾きくらいにはなるでしょう。

今まで、余程のことがない限り、ゴール地点に車を置いていたので、駐車場が閉鎖である以上、釜の淵をゴールにできないと思い込んでいたのですが、考えたら、インフレータブルカヌーですから、駐車場が開いている必要はありません。

「私は何という天才なんだ！」

そう思ったのもつかの間。

「私は何のために、軍畑に車を止めて、わざわざ電車で御岳に行ったのだろう?」

そうです、初めから御岳に車を止めれば良かったのです。私は天才ではありませんでした。

とは言え、一気に釜の淵まで行程が延びましたから、いやあ、なかなか嬉しい。

本日のランチも、好文橋下流のブリジストン奥多摩園の対岸。

ちょっと早いし、ランチと言うより、ブランチです。

それで、今更ながら気づいたのですが、なんかかなり藻が繁殖しています。(なんか美しくないので写真はなし)

川岸近くの石ころには、そこそこ流れもあるのに、かなりついていて、ちょっと富栄養な感じがして、浅瀬に寝転がる気も起きず、少し悲しい。

川に大勢人が来たから、汚れたのか、あるいは猛暑のせいか。

これは、奥多摩園対岸に限ったことではなくて、割と全般的です。

とは言いつつも、日向と日陰を使い分けつつ、1時間半あまり寛いだのでありました。

ゴールは、13:15。

3時間41分の行程でした。

ネチネチ下ったので、休憩を覗いても2時間余り。いい感じで楽しませていただきました。

それにしても、スタート地点に車を置く方式にもっと早く気づけばよかった。

釜の淵の川原には結構人がいました。

駐車場は閉鎖されていますが、ひっきりなしに車がやって来て、人と荷物を下ろしていきます。

たぶん市街地のコインパーキングとかに止めるんでしょうねえ。


炎天下、艇をたたんで、通りに上がると、青梅駅行のバスが見えます。

慌ててバスに飛び乗ります。

「なんて、私は運がいいんだろう！　炎天下歩かなくて済んだー」

そう思って喜んだのもつかの間。

「そもそも、吉野行のバスでも良かったのではないだろうか?」

と気づきます。そうです。なにも青梅駅まで行って電車に乗らなくても、吉野行のバスに乗ればいいのです。柚木苑地駐車場にもその方が近いし。

青梅駅でバスの時刻表を見ると、私がバスに乗った直後に吉野行が来ていたのではないかと思われます。

という事で、青梅駅で20分ほど下り電車を待って、軍畑に戻ったのでありました。

という事で、漕いだ後は縁台で発泡酒を頂きまして、いい感じの一日が暮れて行ったのでありました。

私は天才でもないし、強運の持ち主でもないというお話でした。私の幻燈はこれでおしまいであります。

2020.9.13追記
自分が気づかず乗らなかっただけで、吉野行のバスはいい時間に来たわけですから、運そのものは良かったけど、運を生かせなかったと、今気づきました。