2024 西部B地区春季演劇発表会


行ってきました。

だいぶ日にちが経って、もうあらかた記憶も揮発して、学校名とタイトルを見ても内容が思い出せなくなりつつありますが、一応自分の為のメモとして形だけ残しておきます。

初日は『どうせ10時開演』だろうと950に現地入りしたらまさかの940開演。思い込み問題が着実に進行しています。重要な最初の10分を見逃しました。

4/20(土)
所沢「白紙提出」
西武文理「望んだように着飾って」
所沢中央「妄執魔女と盲目のひめ」(生徒創作)
入間向陽「桜井家の掟」
所沢西「真の芯は芯だが針としてしまいがちなのが真」
狭山経済「ファースト・ラスト」

4/21(日)
秋草学園「第七回にほにこセミナー」(生徒創作)
狭山ヶ丘「あなたがかける明日」
豊岡高校「リバースワーズ」(生徒創作)
芸術総合「The Fairly Tale of Sourrowful Face」(顧問創作)
狭山清陵「知恵の輪~散らばったピース~」(生徒顧問創作)
所沢商業「浮遊している,俺ら」
所沢北「Amen」(生徒顧問創作)


今回、一番良かったのが、所沢西「真の芯は芯だが針としてしまいがちなのが真」。
演劇部の3年生2人と後輩2人。演劇の道に進まないという友人の話が納得できず的なはなし。これはすごくヨカッタ。
4人の登場人物は主役級の人はもちろん脇役の人もかなりいい感じだった。特にシャーペンの芯を折っていた子が凄く凄かった。
それで過去がどうだったか帰宅後にひも解いてみたら、去年の春に一人芝居をされた方で、当時のメモには『今日の一番、秋が楽しみ』と書いてありました。じゃあ去年の秋はどうだったんだというと、日程の認識漏れで痛恨の見逃しでありました。実に勿体ないことをしてしまった。
この方は3年なのでもはや見ることは出来ませんが、他の方は2年なので秋が楽しみ。今度こそ見なければ。


そして、もう一つ良かったのが、
所沢商業「浮遊している,俺ら」
団地の自治会長と、以前の住人と探偵の話。
なんか謎にヨカッタ。レベル高いとかそういう感じはしなかったけど、気がついたら引き込まれていました。淡々とした時間が続くのが心地ヨカッタし一体この話はこの先どう展開するんだろうと釘付けになりました。
ちょっと幽霊的というか人の生き死に的な要素があって、そこにテーマの本質があるのかも知れませんが、自分的にはその辺はよくわからないというか、いい感じを醸し出すエッセンスの一つとして位置づけられました。淡々と続く他愛もないというか、いい味わいのある会話。なんかこぉ『PERFECY DAYS』を観ている様でした。
これは、もう一回観たい。

そして3番目が、
所沢北「Amen」(生徒顧問創作)
甲殻機動隊とエヴァンゲリオンを足したような話。
いやはや、ここ最近の所北は凄く凄い。
コミカルでいちいち台詞やら動きが面白い。相変わらずテーマに社会性があってしかも先進的で凄く凄い。どうやったらこんな話やセリフを思いつけるんだろうというレベル。完成度も更に上がった感じがするし。さすが自称進学校の頭の良さを感じる。演技もスピードがあってテンポが良くてリズミカルでヨカッタ。お客の数も芸総に引けを取らない大入り満席。ヨカッタ。


芸術総合「The Fairly Tale of Sorrowful Face」(顧問創作)
そして芸総。
「夏の夜の夢」の話らしい。読んだことない。
相変わらずのクオリティ。
ただ、今回はちょっと難しかったというかおいて行かれてしまった感はある。芸総はレベルも期待値も高いから、ちょっとやそっとのクオリティだともはや満足しないし、同じ路線が続いているのでどうしても過去作と比べてしまう。

それで後になって気づいたのが、もし「夏の夜の夢」を読んでたらぜんぜん違った世界が見えたんだろうなあということ。「夏の夜の夢」をいったいどう変えてどう演じるんだろうって向き合っただろうし。そう考えると教養というのは大事です。こんど読まねば。

だいたい、以上の4つが今回おおってなりました。


所沢「白紙提出」
実は女装趣味の高校生の家に友人が集まるはなし。
たぶん見逃した初めの数分が凄く大事だったんだと思います。

西武文理「望んだように着飾って」
就活性がカフェに行くはなし

所沢中央「妄執魔女と盲目のひめ」(生徒創作)
ファンタジー系。盲目の少女と彼女を支える少年。現実と妄想、過去と現在が交錯する的な。

入間向陽「桜井家の掟」
3姉妹と次女(ギャル)の彼氏とその両親のはなし。
なんかいい話だし、これは今回5番目にヨカッタ。

狭山経済「ファースト・ラスト」
卒業式の日の文芸部。卒業生の男子2人と生徒会を掛け持ちする2年生女子のはなし。
来年からいよいよ廃部になる。

秋草学園「第七回にほにこセミナー」(生徒創作)
社交ダンスで優勝したペアとその成功に関わったセミナーのはなし。
これはしっかり感があって良かった。生徒創作で偉い。

狭山ヶ丘「あなたがかける明日」
もうすぐ引っ越しする話。

豊岡高校「リバースワーズ」(生徒創作)
御屋敷の個性的な人たちと潜入した探偵の話。

狭山清陵「知恵の輪~散らばったピース~」(生徒顧問創作)
男子の一人芝居。自由についての思いをとうとうと語る的な。青年の主張というか。
テンポが不思議で良かった。

ランチは、土曜はハヤチネで餃子定食。日曜は栄華でラーメンと半チャーハン。

あと、どこだったか忘れてしまったのですが、椅子が揃っていなかったのに凄く違和感があった。費用がかかる話だから、足りない1脚をあり合わせで済ませたんだと思うけど勿体ない感がした。お金がかかるから仕方ないのかも知れないけど、それならよく見かける黒い箱的なので良かったのではないか。

ということで、13本楽しめました。やはり地区大会は面白い。でもなんか高校演劇、特に地区大会観に行くという行為に、なんとなく薄々感じていた抵抗がだんだん大きくなってくる昨今。まあ次も行くとは思うけど。












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