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このサイトには、調布橋水位について、2007年の台風9号以降、それまでより水位が低めに出ているという注意を掲示しています。( ★調布橋水位についてのご注意★ ) 台風のあと、川を下った際にまずそういう印象を持ちました。 そこで、京浜河川事務所に問い合わせたところ、「50〜60cm河床が削られて深くなった」との回答だったので、50〜60cmとはいわないまでも、多少は低めに出るだろうと考えたわけです。 以後、数年そう信じておりました。 しかし、よくよく考えてみると、部分的に河床が深くなったからといって、水位が低くなるものだろうか? 図を見ていただきたい。
図-1の状態が図-2に変化したとしても、図の様に水面が変化するとは考えにくい。
一方、図-3の状態が図-4に変化したとすると、同一の水量でも、水位が低くなることになります。しかし、調布橋付近にそういう落ち込みがあっただろうか? そこで、水文水質データベースから、調布橋の水位データをダウンロードし、経年変化を調べてみることにしました。 手順: 1) 水文水質データベースの「水位月表検索」を用いて、2006/1〜2011/8まで68ケ月分検索して、EXCELに貼り付け。 2) 貼り付けた表は、縦が"年月日"、横が"時間"なので扱いにくい。 そこで簡単なマクロを作成して、1日を24行に分解します。マクロなんか書くの十数年ぶりなので、 ほんの30行くらいで2時間半もかかりました(泣)。 3) 次に、ピボットテーブルで縦に月日・時間、横に年をおいた表をつくり、それをグラフにしました。 日曜の午後を消滅させて作った結果が、以下のグラフです。
※この図のみ、クリックで少し拡大します。 まず、驚かされるのが、2007/9の水位が圧倒的に高いこと。台風9号の威力を改めて思い知らされました。 そして、注意していただきたいのは、2007/台風9号を境に、通常水位が下がっていることです。 年初より、-2.25付近にあったピンクの線が、-2.5より下に下りています。 1月を見ると、2006年、2007年の線と、2008年以降で、約20〜30cmの水位差があるのがわかります。 一方、12月を見ると、2007年の線は、2008年以降の線と同じレベルに下がっています。 これで、2007/台風9号を境に、水位が下がった事が確認できました。 ただ、2007/台風9号を境に、降水量が減っり、実際の水量も減ったということも可能性としてはありえます。。 流量が変わっていないことが確認できると、同じ流量に対して低めに水位が示されているということが出来ます。 しかし、残念ながら、水文水質データベースの流量データは2004年までしか掲載されていません。 その代わりに、気象庁のサイトで過去の雨量を調べてみました。 ホーム > 気象統計情報 > 過去の気象データ検索 東京都 小河内 これも、EXCELに貼り付けて、グラフにしてみました。
図6、図7は、小河内の年間雨量と月別雨量です。 年間雨量では、2009年が少なめですが、あとはそれ程大きな差はありません。 月別に見ても、調布橋水位に見られるような傾向はありません。 小河内の雨量のみを持って断定するのは危険かもしれませんが、ほぼ、2007年の台風9号以降、同じような流量でも、水位が低めに出ると言えるのではないかと思います。 ■ 参考: 国土交通省 水文水質データベース http://www1.river.go.jp/ 気象庁 過去の気象データ検索 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php (2011.10.07 up) |